【奈良 橿原・飛鳥の旅】 見た目ポコポコかわいい“古墳”群とカラー拓本体験
奈良県中部にある橿原市は、“日本国はじまりの地”として知られる。その橿原市内には、古墳が現在も数多く残る。古墳や歴史などを巡るため、全国から訪れる、足しげく通う人も多い。
まずは、ポコポコした丘がそこらじゅうに点在する、不思議な光景が見られる「新沢千塚古墳群」から。
貝吹山全体にあるその古墳の数、なんと600基あまり。初めて訪れると、その数にまず圧倒される。
前方後円墳、前方後方墳、円墳など、古墳の種類もまさに、バラエティ豊か。
これだけ古墳が集まる場所も、もちろん珍しい。日本を代表する群集墳であり、国史跡に指定された範囲には約400基が集中する。
ここに古墳が作られたのは、4世紀の終わりごろから6世紀の終わりごろの、約200年間。古墳のほとんどが直径10~20メートル程度の円墳だ。
埋葬者は誰なのかは、いまだ特定されていない。古代ミステリーの1つ。
市民憩いの場、公園となっていて、古墳の間をぬうように遊歩道も整備されているし、古墳の上に登ることもできる。
春の桜をはじめ、アジサイや菖蒲なども美しい場所。地元で採れた新鮮な野菜やフルーツなどが並ぶ直売所「ふれあいの里」もあり、地元の人々に人気が高い。
そして、新沢千塚古墳群に隣接してあるのが「歴史に憩う橿原市博物館」だ。この古墳群から出土した副葬品が展示されている。
特に、新沢千塚126号墳から出土したペルシャや朝鮮半島からもたらされたガラス碗や皿、金や銀の装身具など(復元模造品。現品は重要文化財・東京国立博物館 蔵)は必見。また、本物の土器に触れて持つという、貴重な体験もできる。
歴史に憩う橿原市博物館でおすすめなのが、「カラー拓本」体験だ。
特に、古代瓦のレプリカを使って、自分オリジナルのカラー拓本作りは意外と集中力が要るし、子どもから大人まで楽しめる。作品は色紙に貼り、持ち帰ることもできて、よい記念にもなる。
日本旅行では、橿原・飛鳥をはじめとした奈良にあるフォトジェニックスポットや古墳をテーマとした旅行ツアーを実施。古墳シンガーであるまりこふんさんと古墳を巡るツアー、絶景プロデューサー詩歩さんとフォトジェニックスポットを撮影するツアーの2つがあり、参加者を募集している(2020年12月・1月催行予定)
■【橿原市×日本旅行】おすすめツアー紹介サイト
■橿原市観光協会
(Written by A. Shikama)
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