レンコンの切り方色々!切り方で食感も変わる!
レンコンというと普段からさまざまな料理に使われるだけでなく、縁起物としても重宝される野菜です。そんなレンコンにはその独特な形を活かした切り方が多くあります。本記事では、レンコンの切り方や下ごしらえについてまとめました。
レンコンの切り方って?下ごしらえの方法も知りたい!
レンコンを使った料理は数ありますが、いつも輪切りという方も多いのではないでしょうか?レンコンはその独特な形を活かした切り方がいくつもあります。さらに切り方によって食感も変わるため、切り方も複数マスターしておきたい野菜です。
本記事ではレンコンの下ごしらえから、レンコンの基本の切り方や使いやすい飾り切りについてご紹介します。
レンコンの下ごしらえ
レンコンは切り方はいうまでもなく、下ごしらえでの扱い方でも食感が変わる、とても奥の深い野菜です。では、レンコンの下ごしらえとはどのような手順で、何をしたらよいのでしょうか?レンコンの食感を決める下ごしらえの方法からご紹介します。
洗い方
レンコンは中にいくつもの穴がある野菜です。泥の中で育つため、穴の中に泥などの汚れが残っていることも考えられます。そのため、穴の中に汚れが残らないようにキッチンペーパーなどを差し込んで拭き取るか、ボウルなどにためた水の中で振り洗いをして汚れを洗い流してください。
皮むき
ピーラーを使って縦方向に一気に薄くむくようにします。包丁よりもピーラーの方がカーブ部分もむきやすいのでおすすめです。レンコンの皮はついたままでも問題なく食べることはできますが、皮は固めで食感が悪くなってしまうためおすすめできません。
また、皮をむくことで白く色のよい面を出すことができるだけでなく、味の染みをよくすることもできます。残った泥汚れも落とせるので、レンコンの皮はむくようにしましょう。
アク抜き
レンコンの皮をむいて料理にあわせて切り終わったら、必ずアク抜きをするようにしましょう。レンコンはどのようにアク抜きをするかで食感が変わります。レンコンには水に浸ける方法と酢水に浸ける方法の2通りのアク抜き方法があり、それぞれで食感が変わるのです。
水でアク抜きすると食感がホクホクになるため、大きめに切ったときにはこのアク抜き方法がよいでしょう。一方で酢水でアク抜きしたときにはシャキシャキとした食感になるため、薄切りにしてサラダなどに使うのがおすすめです。
レンコンは切り方で食感が変わる
レンコンは繊維の向きに対してどう切るかでも食感が変わります。繊維に沿って縦切りにすると歯ごたえのあるシャキッとした食感に仕上がるため、炒め煮などのレンコンの食感を楽しみたいときの料理向きです。
一方で繊維を切るように輪切りにすれば、切り方は厚めでもアク抜きを水ですることで、ホクホクとしていながら柔らかな食感に仕上がります。噛みやすい食感を楽しむ天ぷらやはさみ揚げなどに、特におすすめの切り方です。
レンコンの基本の切り方
レンコンの下ごしらえが終わったら、さっそく料理にあわせてレンコンを切っていきましょう。まずはレンコンの基本の切り方からご紹介します。
輪切り
レンコンの切り方の中で最も基本的な切り方です。繊維を断ち切るため、厚切りにすればホクホクの食感になります。薄切りにした場合には酢水でアク抜きしてシャキシャキに仕上げることもできるため、汎用性の高い切り方です。
少し厚めの輪切りは天ぷらやきんぴらなどに、薄切りにしてから酢水でアク抜きしたものはサラダやレンコンチップなどにするとよいでしょう。
いちょう切り
太さのあるレンコンを使うときにおすすめの切り方です。縦に四つ割りにしたレンコンを端から切っていくだけでいちょう切りになります。輪切りにしてから四つ割りにしてもよいですが、その方が手間がかかるためおすすめできません。厚めに切って煮物にしたり、薄切りにしてサラダに入れたりするのがおすすめです。
乱切り
レンコンの太さによって、そのままや二つ割り、四つ割りにしてから、一口大のサイズになるように90度に回転させながら斜め45度の角度で切っていきます。後はこの作業を繰り返せば、乱切りの完成です。
乱切りは表面積が広いため味染みがよく、食感もホクホクとしています。そのため筑前煮などの煮物などにはぴったりの切り方です。
レンコンの飾り切りの切り方
レンコンは単なる輪切りでも見た目に個性のある野菜ですが、その形を活かした飾り切りもできるようになっておきたいものです。少し手間はかかるものの、見た目にも華やかになるレンコンの飾り切りについてご紹介します。
花レンコン
4~5cmの長さに切ったレンコンの穴と穴の間に2~3mmの深さの切れ込みを入れます。レンコンの穴に沿って切れ目に向かって左右から包丁を斜めに入れて、三角形に薄くそぐように切り取っていってください。レンコンは皮をむく前で大丈夫です。
全ての穴の間を切り取れば、ほぼ花びらに近い形になります。後は皮をむきながら角を落として丸みをつけていけば、キレイな花型の完成です。料理にあわせた厚さに輪切りにしてからアク抜きをしてください。
矢羽根(矢ばす)
レンコンの皮をむいてから片側が厚くなるように斜めに輪切りにします。厚い方を上に、薄い方を下にしたら、両端を少しだけ切り落としてください。両端を切り落としたレンコンを半分に切ったら、切り口を上にして2つを並べると矢羽根の完成です。
甘酢漬けにしたり、お節料理に縁起物として入れたりと、見た目にもよいので使っていきたい切り方といえます。特に難しい切り方でもないので覚えておいて損はありません。
おわりに
レンコンはそのままでも見栄えがするだけでなく、切り方も豊富で活用しやすい野菜です。基本の扱い方や切り方をマスターしておけば、料理でも見栄えします。レンコンを普段の料理やお祝いの席などでぜひ活用してください!
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