Nexus 10用オーバークロック対応カスタムカーネル「KTManta」が公開中
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/img/archives/imp/jug_21013598236981499402469099685.jpg)
Nexus 10で利用可能なオーバークロック対応のカスタムカーネル「KTManta」がXDA Developersで配布されています。オーバークロックやクロックダウンをしてみたい方は試してみてはいかがでしょうか。KTMantaカーネールは、Linux 3.4.23をベースに設定を変えたり、未サポートの機能を組み込んでコンパイルされたもので、CPUクロックの調節幅がデフォルト200~1700MHzから100~2100MHzまでに拡大されたほか、標準カーネルでは未サポートのCPUガバナやI/Oスケジュールの追加などが施されています。CPUクロックは最大2100MHzまで上げることが可能ですが、実際に試してみたところ、2000MHzと2100MHzでは不安定で、設定後、数秒から数十秒でリブートしてしまいます。1900MHzでは、そういった現象は発生しませんでした。CPUクロックを上げる場合は1900MHzまでに留めておくことをお勧めします。CPUクロックを200~1900MHzに設定して測定した状態でベンチマークアプリ「Quadrant」を使ってクロック変更の効果を調べてみました。左のテスト結果は標準カーネルで取得したときのものです。トータルスコアは標準カーネルよりも3%高い5638ポイント。画像を見ると分かると思いますが、CPUクロックを上げた分、CPUスコアが高くなっています。スコアの差は標準カーネルよりも10%ほど高い14991でした。
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?18c093b24fdd2c3b47dbb66987d360f0/http%3A%2F%2Fjuggly.cn%2Fwpjuggly%2Fwp-content%2Fuploads%2F2012%2F12%2FNexus10-OC-01-480x379.jpg)
KTMantaカーネルでは、CPUクロックやガバナ・I/Oスケジューラを変更できるだけではなく、標準カーネルには実装されていない機能が利用できる点も魅力です。XDA Developersで配布されている「KTweakerT」アプリをインストールすることで、スクリーンOFF時の最大CPUクロックを設定したり、Bluetooth電波の出力やタッチバイブの強度を調節したり、スクリーンOFF時に画面上をなぞるだけで復帰させることができる「Swipe 2 wake」機能を利用することができます。
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?1df0dd5578a91d30df92d770555962bc/http%3A%2F%2Fjuggly.cn%2Fwpjuggly%2Fwp-content%2Fuploads%2F2012%2F12%2FNexus10-OC-02-480x300.jpg)
KTMantaカーネルの導入方法は、XDA Developersで配布されているカーネル本体「KTManta-XX-XX-2012.zip」(Xは月日)をダウンロードし(記事執筆時点の最新版はKTManta-12-16-2012.zip)、カスタムリカバリのZIP焼きメニューからインストールするだけ。「KTweakerT」アプリを利用する場合は「com.ktoonsez.KTweakerT.apk」を手動インストールします。※カーネルの変更は自己責任の下で行うようにしてください。Source : XDA Developers
●(juggly.cn)記事関連リンク
Robio Mobile、Angry Birds Star Wars HDなど3アプリの割引セールを期間限定で実施中
Galaxy Note IIクローンが中国で880元(約12,000円)で発売中
NTTドコモとソフトバンク、みずほ銀行・みずほコーポレート銀行店舗内における公衆無線LANサービスを来年1月より提供開始
![](https://px1img.getnews.jp/img/avatars/droi2_reasonably_small-avatar.jpg)
国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ
ウェブサイト: http://juggly.cn/
TwitterID: juggly
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。