「マスクを付けることが何かの後押しになれば」 頼れるアラサー先輩をギャルコスさせる後輩女子のマンガのドキドキ感が今っぽい

Twitterやpixivで『都会JKと農家JKの休日』などの作品を発表している小祭さん(@komaturi1)が、マンガ『アラサー上司 ギャルになる』を公開。普段は頼れる先輩の薬樹さんと、研修期間中の後輩の水野さんのヒミツが描かれています。

舞台は銀行。アプリの使い方がわからない年配のお客の対応に困っている水野さんのことを、「お客様、引き継ぎ致します。こちらはー」と手助けする薬樹さん。頼れる先輩という印象ですが、退勤後のふたりの行き先は……。

ホテル。メガネを外して、女子高生の制服、それも金髪ウィッグでギャルな姿に変身した薬樹さん。「先輩…可愛い」とドキドキしつつスマホで写真を撮りまくる水野さん。学生時代に今より内向的だった薬樹さんは、ギャルへの憧れがあったといいます。

それを聞いてコスプレ趣味を爆発させ、先輩をギャルにしたという水野さん。「アラサーだけど大丈夫…?」と聞く薬樹さんに、「…いつもは頼れる上司のギャル姿…最高!」とグッとする水野さんは、「今度一緒に原宿行きましょうよ、この姿で!」と提案。「さすがにそれは勇気が…」と言う薬樹さん、「水野さんは…学生に戻りたいの?」と尋ねます。

「戻れるなら…先輩と一緒に戻りたいです!そのほうが絶対楽しいじゃないですか!」と答える水野さんの嬉しそうな表情を見て、「…今の時代なら、女子高生が二人でマスク付けてても違和感ないよね…。やっぱり行ってみようか」と言われて、「…やったぁ!!」となる水野さんでした。

小祭さんによると、「世界的にコロナが流行って、その中でも明るくなれるようなものはなんだろうと考えた時に、マスクを付けることが何かの後押しになるような作品が作れないかなと思いました」と語るこのマンガ。二人の関係について、「薬樹さんは現在30歳で銀行勤めの先輩キャラ。普段は真面目に働いてストレスも溜めやすい方。水野さんは現在22歳で研修期間3ヶ月未満の後輩キャラ。まだ仕事には不慣れだけど明るくて人懐こくて、人をよく見てる方です。薬樹さんに懐いたのも、恐らく自分の趣味と合う方になるんじゃないかと感じたからだと思います」と語ります。

百合について、「男性的な性の描き方が苦手な人もいると思うので、“純粋な好意の伝え方が許されている可愛い世界”が描けるのが魅力だと思ってます」という小祭さんの作品には、「日常な感じがリアルでドキドキする」「いい趣味友だち」といった声が寄せれていました。小祭さんは「はじめて描いた社会人百合マンガになるので不安な部分も多かったんですが、いいなと思って頂ける方やRTしてくれる方が沢山いらっしゃったので嬉しかったです」とコメントしてくれました。

「現在Twitterやpixivにて毎週日曜19時から何かしらの百合またはショタが関わるマンガのいずれかを更新してます。よろしければフォローして頂けるとうれしいです」という小祭さん。「続きを!」という声も上がっていた薬樹さんと水野さんのマンガについて、「20000“いいね”を超えるようなことがあれば、続きを描こうかなと思ってます」とのことなので、今後に注目です。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/komaturi1 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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