プロ野球「観客1万人」現地観戦、数が増えて変わった点 【阪神甲子園球場 編】

新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年のプロ野球観戦は変更点が相次ぐ。開幕の遅れ、無観客試合、観客5000人制限、そして、観客1万人から2万人と、段階的に増やしている。

DSC_0134

今回は「観客1万人」で観戦したプロ野球の公式戦をリポートする。5000人の時とどう変わったかを、現地でチェックしてみた。

(参考)
プロ野球「観客5000人」現地観戦 【阪神甲子園球場 編】

プロ野球「観客5000人」現地観戦で気づいた7つの変更ポイント

今回の球場も、阪神甲子園球場。対戦カードは「阪神-中日」だった。

試合開始18時の直前に、現地に到着。事前に「甲チケ」で購入したチケットを引き換えるブースに、若干行列できていた。

IMG_4376

ちなみに、この日のチケットは完売ではなかったものの、球場での当日券販売はなかった。

入場ゲートにはそれほど列はなく、スムーズ。最初に手荷物検査があり、その後に手指の消毒。そして、サーモグラフィーによる検温を通過する流れは前と変わらない。

IMG_4379
IMG_4380

入場時、「兵庫県新型コロナ追跡システム」など登録のお願いのチラシをもらった。これも前回の観戦時と同様。

IMG_4390

スタンド裏の通路でも、新型コロナ対策がいろいろ見られた。

例えば、通路の至るところに「消毒液」が置いてあった。ただ、積極的に利用している人はあまり見かけなかった。

IMG_4381

通路に設置されている、テレビの中継画面。

モニターの前で密集しないよう、ソーシャルディスタンスソーシャルでのお願い、が貼られていた。

IMG_4383

店舗の営業はいまだ半分ほど。5000人の時よりは若干増えたような気もし、人気店には行列もできていた。

アルプス席の後ろはあまり営業しておらず、お目当ての商品を買いに行くのに、内野席中央付近まで歩いて行く必要があった。

IMG_4382

肝心のスタンドの座席はと言うと、かなり座っている場所に、かなりばらつきが見られた。

甲子園の場合、最初に5000人分の座席を販売し、その後、1万人へ増えたため、その増えた分を「アルプス席」で追加した。そのため、先に販売した座席は3席に1人、後に売った座席は2席に1人、といった感じだ。

IMG_4403

あと、「前後左右は必ず1席空ける」ように販売していたにもかかわらず、隣り同士に座っている人もかなり多かった。

球場のスタッフは、飲食時以外でマスクを外す客に対して、こまめに注意していた。ただ、隣り同士に座る客に対して注意する様子はなかった。どの座席でも、スタンドの上段が空いており、グラウンドに近い下段に人が集まって、やや「密」になっていた。
 

DSC_0129
声を上げての応援は、この時まだ認められていなかった。しかし、阪神タイガースの攻撃時、選手の応援歌付きの音声が流れるため、それに合わせて声を出すファンがけっこう多かった。思わず歌ってしまうのだろう。

その気持ちはよくわかる。ただ、密な空間で声を上げるのは、今はまだよくない。

DSC_0090

甲子園名物、ジェット風船も禁止。ジェット風船が描かれたタオルでのパフォーマンスが続く。正直、ジェット風船の復活は、今後もかなり厳しい気がする。

観客が上限1万人に増え、今後さらに増える。新型コロナの感染がやや落ち着いてきてはいるものの、完全に収束していない中では、プロ野球を観戦する立場としても「新型コロナの感染対策」は引き続き徹底していきたいところだ。

(Written by トラコ)

【Nicheee!編集部のイチオシ】

【甲子園】2020年は白スパイク解禁元年!交流試合で使用した高校は…
本当に女子アナと結婚した千葉ロッテの選手はいないのかTV番組のリサーチャーが本気で調べてみた
ダルビッシュ有の立ち上がりは本当に悪いのかTV番組のリサーチャーが本気で調べてみた

プロ野球「観客1万人」現地観戦、数が増えて変わった点 【阪神甲子園球場 編】
  1. HOME
  2. エンタメ
  3. プロ野球「観客1万人」現地観戦、数が増えて変わった点 【阪神甲子園球場 編】

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。