オルフェ体当たりで失速! ジャパンカップ2着に池添「あの判定はどうかと思う」と不満爆発

普段温厚な池添謙一騎手も流石に怒りを隠せなかった。「日本に帰ってきて(手綱が)僕に戻って、みんなが思っている結果(1着)を出さなければいけなかった。悔しい気持ちでいっぱい。遠征帰りで力は出してくれたが、着差が着差だけに、あの判定はどうかと思う。あれがなければと思っちゃうけど……」と池添騎手は悔しそうに唇をかみ締めた。
11月25日に行われたG1ジャパンカップ(東京競馬場 芝2400メートル)、最後の直線でジェンティルドンナ(牝3)がハナ差でオルフェーヴル(牡4)を抑えて勝利した。しかしその一方で勝利を収めた岩田康誠騎手は強引な進路妨害とみなされ2日間の騎乗停止処分を受けた。

オルフェーヴルは大外枠ながら最後の直線でそのまま楽に2番手集団に並びかける。しかし逃げたビートブラックをかわすために外に持ち出した岩田騎手のジェンティルドンナに、スペースをこじ開けようとしてぶつけられてしまう。バランスは崩れたが懸命に立て直そうとするも体勢を戻せぬまま減速しハナ差で敗れてしまった。
池江調教師も「あれだけ不利を受ければどんな馬でも失速する。内がガラ空きだったしいくらでもスペースはあった。オルフェの進路に入る必要はなかった」と怒りを押し殺すように語った。岩田騎手は2日間の騎乗停止を受け実質的にはラフプレーとの判定を受けたわけだが、26分もの長い審議の結果は結局、到達順位のまま変わらなかった。
とある有力ジョッキーも、「あくまでボクの見方だけど降着だと思った。特にハナ差だからねえ。2億50000万円の賞金がかかっているから、制裁を受けても勝てればっていう考え方もあるけど、やられたほうはたまらない。後味が悪いもんだよ」と今回の判定には疑問を呈する。

これに対し「後味は良くないですね……」と無念をにじませた池添騎手は我々ファンのもやもやした気持ちを、次回の有馬記念で晴らしてくれることであろう。

※各騎手、調教師のコメントは東京スポーツ新聞紙面より引用
http://www.tokyo-sports.co.jp/

※この記事は、ゴールドラッシュの「横山緑」が執筆しました。[リンク]

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横山緑

暗黒放送Pの横山緑(フリージャーナリスト)は言論弾圧を許さず、マスコミどもが目を背けるニュースを記事にする日本執筆倶楽部2位のプロのライターだ。仕事よこせ!

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