ミニ ミニクロスオーバー|本命は1.6LNAエンジンを搭載する前期型のワンとクーパー【予算100万円ならコレが買い】
大きなボディと高級感を兼ね備えたSUVルックのミニ
往年の名車の雰囲気を色濃く残しつつ、新しい時代にマッチしたモデルとして復活したミニ。その第4のモデルとして登場したのが、ミニブランドの最上級モデルにあたるSUV風仕立てのミニクロスオーバーだ。
そんなミニクロスオーバーの初代も、ついに予算100万円で狙える中古車が出回り始めた。まだ選択肢は少ないながら、お得感がキラリと光る物件も見つかる相場動向をチェックしてみよう。
4枚ドアのボディと4WDをミニで初めて採用
ミニブランド第4のモデルとして2011年1月に登場したミニクロスオーバーは、ミニで初めて4枚ドアを採用した他、4WD車も設定された革新的なモデル。ボディもミニの中では最も大きく、様々な用途に使える広い室内を獲得しているのが特徴だ。
それでいて、大きな丸目のヘッドライトをはじめとする各部の意匠により、一目でミニと分かるデザインとなっているは大きな魅力。ボディ拡大に伴いウインドウ類も大きくなり、他モデルより高い位置に設定されたシートポジションも相まって、視認性や開放感も良好。パワフルに張り出したホイールアーチによってSUVルックをしっかり演出しつつ、全高を立体駐車場にも対応する1550mmに抑えているのも嬉しいポイントだ。
1.6Lガソリンエンジンの他、2Lディーゼルも用意
パワーユニットは、1.6LのNAエンジンとターボエンジンの2タイプ。2014年9月のマイナーチェンジで、2タイプの2Lディーゼルエンジンが追加されている。
グレードは、標準グレードにあたるワンと装備を充実させた中間グレードのクーパー、そして最上級グレードのクーパーS、走りを極めたスポーツグレードのジョン・クーパー・ワークスの4本柱を軸に構成されている。これらに加え、ミニブランドの個性を生かした特別仕様車が投入されているのも魅力のひとつ。
また、クーパー以上のグレードには、オール4と呼ばれる4WD仕様が設定されているのも特徴だ。
迷ったら、より“らしさ”の濃いクーパーをチョイス
現在の中古車流通量は400台前後で推移。相場は緩やかに下落しており、中古車の平均価格は150万円を切ってきた。また、最安値帯も総額80万~90万円の水準まで下がり、選択肢は少ないものの100万円の予算があれば勝負できる状況が整いつつある。
本命はズバリ、2014年8月までの前期型の1.6NAエンジンを搭載する2WD(FF)車。グレードではワンとクーパーの2タイプあるが、より多くの選択肢を確保するために両にらみで攻めるのが正解。どちらも走行距離は7万~9万kmが中心だが、タイミング次第では7万km以下の物件もヒットする。
装備の充実度ではクーパーに分があるため、もし同条件でワンかクーパーで迷ったら、ミニブランドの上級モデルであるミニクロスオーバーらしさが味わえるクーパーをチョイスするのもありだ。
特別カラーと激レアさが魅力の特別仕様車にも注目
上級グレードとなるクーパーSや4WD車は、今のところ予算100万円圏外だが、流通量次第では視界に入ってくる可能性も十分にある。じっくり探す時間があるなら、ミニクロスオーバーらしさが一層濃厚なこれらのグレードも合わせてチェックしておこう。
同様に、ミニブランドの世界観が色濃く反映された特別仕様車も見逃せない。現時点では、2012年2月に設定されたバッキンガムが予算100万円圏内に出没するケースも見られる。これは、ワンをベースにボンネットからルーフ、リアハッチにかけてスポーツストライプが入るなど、ミニらしいプレミアムな質感と色のコントラストが強調されたモデル。特別なルックスと激レアな存在感が、所有する満足度を盛り上げてくれるはず。
文/中野剛、写真/BMW関連記事リンク(外部サイト)
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