実は東京都民は国会議員石原さんにはぜんぜん関心がない事実~読売世論調査結果検証

access_time create
実は東京都民は国会議員石原さんにはぜんぜん関心がない事実~読売世論調査結果検証

今回は木走正水さんのブログ『木走日記』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、https://getnews.jp/archives/274055をごらんください。

実は東京都民は国会議員石原さんにはぜんぜん関心がない事実~読売世論調査結果検証

18日付け読売新聞紙面トップ記事から。

「比例投票先、自民26%民主13%…第3極失速」 2012年11月17日 『読売新聞』
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121117-OYT1T00838.htm

読売新聞社は、衆院解散直後の16日夕から17日にかけて緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。

 衆院比例選の投票先について政党名を読み上げて聞いたところ、自民党が26%(11月2~4日の前回調査25%)でトップとなり、民主党が13%(前回10%)で続いた。日本維新の会は3番目の8%(同12%)に下がった。太陽の党も5%で前回の9%(石原新党との回答)から落ち込み、第3極勢力は失速気味になっている。

(後略)

うむ、読売新聞が16~17日に実施した緊急全国世論調査によれば、前回調査(11月2~4日)に比較し日本維新の会が12%から8%と急落、太陽の党も9%から5%と半減近くに落としております。

読売新聞は過去3ヶ月で計5回の世論調査をしていますが、自民、民主、維新、太陽のそれぞれの推移は以下の通り。

■表1:衆議院比例選投票先政党推移(読売新聞世論調査)

実は東京都民は国会議員石原さんにはぜんぜん関心がない事実~読売世論調査結果検証

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/20121118152108.jpg

うむ、確かに維新、太陽ともに支持率が失速しているように見えます。

読売世論調査の過去二回の詳細は表としてこちらで確認できます。

「衆院選ブロック別の比例投票先(数字は%)」 2012年11月17日 『読売新聞』
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20121117-OYT9I00876.htm

なるほど、維新、太陽、みんな、いわゆる第三極政党が全て支持率を下げていることが見てとれます。

もちろん新聞世論調査は参考数値にすぎませんが、私は東京都民として、この数値の動きのある部分にすごく納得しています。

大阪の維新の会との連携を模索することで、私の推測ですが、第三極、特に石原氏はこの半月で東京都民の支持を急速に失ったのではないでしょうか。

東京都下で会社を経営している私は東京商工会議所の会員なのですが、最近の商工会の会合である変化に気づいたのです。

次の東京都知事選の話題はありますが、国政における石原氏の動向はほとんど話題になっていません。

東京商工会の会員の間では維新との連携に熱心な石原氏の動向を一種白けた空気で様子眺めをしている感じがするんです。

多くの東京都民は都知事だったから石原氏を支持していたのであって、げんきんな話に聞こえましょうが、知事を辞めたら都民の石原熱も急速に冷めていったというところでしょうか。

上記の読売の世論調査でも東京ブロックでの動きは大変興味深いのです。

■表2:東京ブロック衆議院比例選投票先政党推移(読売新聞世論調査)

実は東京都民は国会議員石原さんにはぜんぜん関心がない事実~読売世論調査結果検証

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/20121118155007.jpg

なんか太陽の党ですが、かんじんの東京ブロックで、わずか半月で、18ポイントから3ポイントに急降下しているのであります。

維新では石原氏を東京ブロック比例代表候補に検討しているそうです。

どうでしょうか。

石原さんは今まで都知事だったから都民に人気があったのであって、東京都民は石原総理大臣などまったく期待していないように思えてなりません。

私も含めてですが、都民なんてそんなもんです。

執筆: この記事は木走正水さんのブログ『木走日記』からご寄稿いただきました。

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 実は東京都民は国会議員石原さんにはぜんぜん関心がない事実~読売世論調査結果検証
access_time create

寄稿

ガジェット通信はデジタルガジェット情報・ライフスタイル提案等を提供するウェブ媒体です。シリアスさを排除し、ジョークを交えながら肩の力を抜いて楽しんでいただけるやわらかニュースサイトを目指しています。 こちらのアカウントから記事の寄稿依頼をさせていただいております。

TwitterID: getnews_kiko

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。