就活はまずは身だしなみから!女子学生向けセミナーでキャビンアテンダントが指南

就活ビューティー講座

大学生、特に三回生にとっては、そろそろ就職活動をはじめだす季節。数々の厳しい情報が報道されていて不安に感じることも多いのではないでしょうか。

そんな就活女子をサポートすべく、連合主催の『女子学生のための就活応援セミナー』が2012年10月26日に開催され約40名の女子学生が集まり、「女性の就職事情」を『日経ウーマン』発行人の麓幸子さんが率直な現状を講演したほか、各企業で働く女性社会人による体験報告や先輩を囲んだ女子会などが行われました。

阿南千冬さん

中でも参加者から「とても参考になりました」という声が大きかったのが、『就活ビューティー講座』。ANA(全日本空輸)でキャビンアテンダントとして乗務する傍ら、マナー研修の企画と講師を担当している阿南千冬さんが、「第一印象で、相手に好印象を与えるためには」というテーマで女子力アップ術を指南しました。

何よりも面接で、第一印象は重要。そのために身だしなみを整える基本の服装から化粧まで、細かいポイントを教える一方で、キレイに見える姿勢や、動作の一つ一つを区切りつけること、椅子の座り方やおじぎの仕方、好印象を与えるあいさつなどを集まった女子学生も実践。社会人として身につけるべきマナーを覚える機会となりました。

細部に渡る指導には「美しい姿勢や声、しぐさなどとても勉強になりました」「面接をこれから受けるにあたり、自信になりました」と話す参加者が続出した講座には、阿南さんも「熱心に質問をしてくださったり、メモを取る方も多くて、とても意識が高いと感じました」と学生達の受講する姿に感銘した様子。女子会で学生ひとりひとりと交流して「これから、長く働いていかれる上で、少しでも今日のことが役立って頂ければいいと思います」と語ってくれました。

今回のセミナーで司会を務めた連合女性中央執行委員の塩谷恵理さんは「就職はゴールでなくスタート。その後に長い社会人としての生活が待っています。そういった働くことの心構えを、就職する前から持っておくのは大事だと思います」と語りました。

早くも走り出した就職戦線を少しでも有利にするために、心構えや身だしなみなどを整えるきっかけとなった今回のイベント。エントリーシートに血まなこになる前に、自分を見失わないためにも、鏡と向き合い、「働く」ということそのものへの意識を確認する機会を持つことが大事だと再認識させてくれる内容で、就職の先までを見つめなおすチャンスになったのではないでしょうか。

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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