「実際にこんな世界になったら怖い」「もう近い感情はある」 マスクが義務化された未来で女子の口を見てしまったマンガが扇情的
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で、マスクを着用することが定着しましたが、『美魔女の綾乃さん』(モーニングコミックス)の相原瑛人さん(@a_akito17)が、マスクを着けることが義務になった未来を描いたマンガ『君と僕のくち』をTwitterで発表。19000以上のRTと91000もの「いいね」を集めて、さまざまな反応が寄せられています。
『君と僕のくち』2 pic.twitter.com/ItU6x0tBl9— 相原 瑛人[Aihara Akito] (@a_akito17) August 19, 2020
20XX年。感染症が流行した頃に生まれた世代が学生になった頃には、マスクで顔を覆うことは義務となり常識となり、そして文化となっています。主人公の男子は「僕たちは、お互いの顔を知らない」と思います。
グラビアアイドルも、口をフェイスベールで隠してのショット。これをタブレットで観る男子たち。「コレ鼻も口も形丸わかりじゃんっ。もう見えてると同じじゃんっ」と興奮しているところに、先生が「コラッ、お前らディスタンッ」と注意。帰ることを促します。
マスクの下から水分を補給しようとしますが、無くなっていて補給しようとする男子。サーバーが故障中で、「マジかぁ…ペットボトル買うのも勿体ないしなぁ…」と思案。
「仕方ない。水道水でも入れるか。ホントはダメなんだけど…」と水飲み場に行くと、そこにはすでに先客が。女子が直接蛇口から水を飲んでいるのを見て……。
口から直接飲んでいる女子の様子に、目が離せなくなる男子。キュッと蛇口を締め、口を手で拭い、こちらを見た女子。なんとも言えず扇情的な表情を見せています。
このマンガを描いたことについて、「新型コロナの影響で人前でマスク着用が常識になってきた現代社会を見ていて、もし自分が学生だったら気になる人のマスクの下に隠された素顔は特別なモノになるだろうな、思ったことがきっかけ」という相原さん。「社会の流れとして、マスク着用が当たり前になるのは当然のことだと思うのですが、少しピリピリしすぎていると感じます。今まで以上に他人の目を気にして疲れてしまう社会というのは、やはりディストピアを彷彿とさせますね」と語ります。
「もうこうなりつつある」「既に近い感情は存在しているのでは?」「実際にこんな世界になったら怖い」といった感想から、「新しいフェチに目覚めそう」という趣旨の反応も多数寄せられていましたが、相原さんは「予想以上に多くのリプを頂いて驚いています。SFなのにも関わらず、皆さんがおおむね作品のテーマに共感して頂けているようで嬉しいですね」とコメントしてくれました。
実際に身体の一部が隠されているという状態は、「そこを見てみたい」という感情を起こすもの。異性のそれを見てしまった男子のイケナイことをしているかのような心理が瑞々しく描かれており、この世界がどんな社会なのか、想像を膨らました読者も多いのではないでしょうか。
※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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