プロ野球「観客5000人」現地観戦で気づいた7つの変更ポイント
日本のプロ野球が開幕して2ヶ月あまり。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れた2020年、8月のお盆を過ぎてまだ2ヶ月ということに違和感を覚えつつも、野球がある毎日はやっぱり楽しい!
球場に観客を入れての試合も、7月上旬に再開。そこで8月上旬、大阪市の京セラドーム大阪へ行ってきた。昨年までとははっきり異なる「新型コロナ仕様」のプロ野球観戦を、直に体験した。
観戦前に「検温」必須、追跡メール登録案内も
球場に着くとまず「検温」から始まる。体温37.5度以上の発熱した状態での野球観戦はできない。
京セラドーム大阪の場合、内野席がバス降車場で、外野席はゲート入口でそれぞれ検温を受ける。どちらの座席でも体験したところ、内野席はまるで流れ作業の如くすぐ終わり、外野席は1人1人検温していて時間がややかかった。
いずれにせよ、以前よりも早めに球場に着きたい。ただ、開門時間は昨年より遅くなっていた(18時開始→17時開門)
検温が終わると、「大阪コロナ追跡システム メールアドレス登録のお願い」という紙を渡された。とても大事なことではあるものの、その場で登録必須というわけではない。皆が本当にしっかり登録しているのだろうか、ちょっと微妙な気もした。
売店の多くが休業、座席の間隔、新たな応援スタイル
観客数はどの球場も、上限5000人。
京セラドームの場合、ドーム内の店舗は多くが休業していた。ふと思い立って座席を立って買いに行っても、売店が遠い・・・という不便さを感じたものの、今の状況では致し方ないところ。
座席での飲食物などは、できれば入場前にまとめ買いしておくのをおすすめする。アルコール類を含め、座席での飲食に制限はなかった(瓶や缶の持ち込みNGは従来通り)
スタンドに、ビールの売り子は今も来る。ただ、数がとても少ないので注意。
座席はどの球場も、ソーシャルディスタンスを保つ間隔だ。京セラドーム大阪のオリックス戦では、前後の座席は空いていて、横は3席ごとだった。前後はおらず、隣りもいないため、手荷物を置けるのは便利だし、なにより空いているのは快適だった。隣り同士で座ったカップルには、警備員がすぐ飛んできて離れて座るように促されていた。
鳴り物による応援、声を出しての応援などは禁止。応援は拍手のみだ。ベンチからの声もよく聞こえるため、野球そのものをじっくり楽しみたい人には、今のほうが観ていて楽しいかもしれない。
ただ、オリックス側から今も時々、名物の「ヤジ」が飛んでいた。試合展開が良くないとそこらじゅうから飛ぶのは恒例行事で、ヤジを飛ばしたい気持ちはわからなくもないが、飛沫感染も懸念されるので、そこはしっかり対応してもらいたいとも思った。
チケット入手が球場によって差、イベントも軒並み中止
現在のプロ野球観戦は、実は「チケット争奪戦」から始まっている。
球場によっては、チケットが“プラチナ化”している。特に、首都圏(東京ドーム、神宮、横浜、ZOZO)や広島(マツダ)、福岡(PayPay)は完売続きである一方、前出の京セラドーム大阪、仙台(楽天生命パーク宮城)や札幌ドームなどは平日であれば当日券で観戦できるほど。甲子園も対戦カード、座席によっては即完売している。
チケットはどの球団も、年間シート購入者、ファンクラブ会員、一般・・・などの順で発売している。日や座席などに希望がある場合、少なくともファンクラブに入っておかないと、観客5000人でのチケット入手はなかなか厳しい。
球団のマスコットキャラクターとのグリーティングなどのイベントも、今年は軒並み中止。応援で盛り上がることなどもなく、確かに寂しい感はある。ただ、のんびり観戦できるのはメリットでも、間隔が空いた座席、売店やトイレなど空いていて快適だ。
現時点で、9月以降も観客5000人が続くことが決まり、10月以降もどうなるかはわからない。少なくとも今年中は観客5000人、観戦前検温、そしてチケット争奪戦が続くと予想する。それでも、現地観戦はやっぱり楽しいし、感染対策を万全にして、機会あればまた観戦しに行きたい!
(Written by トラコ)
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