『キングスマン:ファースト・エージェント』公開間近! アクション映画界きっての鬼才!マシュー・ヴォーン監督の魅力をおさらい
表の顔は高貴なる英国紳士、裏の顔は世界最強のスパイ組織“キングスマン”。スタイリッシュな英国紳士が、ド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズ、『キングスマン』(2015)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2018)。全世界を熱狂させ、日本でも多くの熱いファンから支持を集める超過激スパイ・アクションシリーズ待望の最新作にして、“キングスマン”の誕生譚が描かれる『キングスマン:ファースト・エージェント』が9月25日(金)に日本公開を迎えます。
本作を手掛けるのは、映画ファンからの評価も高い作品を数多く手がけてきた、まさにアクション映画界の鬼才マシュー・ヴォーン監督。すでに彼の作品を観たことがある人なら、最新作と聞けば“次は何をやってくれるだろう…”そう、期待せずにはいられません! そんなマシューがこれまで手掛けてきた作品を振り返りながら、彼の魅力をおさらいしてみましょう。
▼『キック・アス』(2010)
マシュー・ヴォーンが監督・製作・脚本を担当した本作は、いじめられっ子な高校生の主人公デイブが、苦しんでいる人を見て見ぬふりしていた自分を変える為、自ら“キック・アス”と名乗り、ヒーロー活動をしていく物語だ。デイブは秀でた特殊能力やパワーも無く、やられてばかりという極めてさえない主人公だが、戦闘能力が極めて高く口が悪い少女・ヒットガールや、その父で、幼いヒットガールに戦闘技術を叩き込んだ父ビッグ・ダディなど、極めて個性的なキャラクター達が見どころの一つ。さらには、長い直線の廊下や暗闇の倉庫で繰り広げられる、息をする間もないスピーディーでスタイリッシュなアクションシーンに加え、エッジの聞いた暴力描写、さらにブラックジョークオンパレードな台詞回しなども本作の特徴の一つ。ヒーロー映画らしい興奮必須のアクションはもちろんの事、意表を突かれるシーン展開や、思わず声を出して笑ってしまうセリフなど、その後マシュー・ヴォーンの代名詞ともいえるこれらの要素がこれでもかと盛り込まれた作品なのだ。
(C)KA Films LP. All Rights Reserved.
▼『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)
マシュー・ヴォーンが『キック・アス』の翌年に手掛けたのが、今作品だ。「X-MEN」シリーズの中でも特に名作との呼び声が高い本作でも、マシュー・ヴォーンの手腕がこれでもかと発揮されている。「X-MEN」シリーズは、特殊能力などを持ったヒーロー達(ミュータント)が主人公のアクション映画であるものの、差別や偏見など、社会問題を物語の背景として描くリアルな世界観が特徴の一つ。本作でも冷戦下にある1960年代のアメリカが舞台となっているため、シリアスな空気感も漂ってきそうだが、そんな題材を極めてエンターテイメント性の高い作品として仕上げたのがマシュー・ヴォーンなのだ。ヒーロー達による、それぞれの特殊能力や、その特性を上手く駆使したスタイリッシュなアクションはもちろんの事、世界中のミュータントを次々とスカウトし“仲間集め”をするシーンや、集まった彼らが特殊能力を高めるための“訓練”をシーンなど、非常に軽快なテンポでユーモアたっぷりな演出が要所要所に織り込まれ、飽きることなくどんどん物語に引き込まれる作品となっているのだ。本作の高い評価によって、今のマシュー・ヴォーンの人気が確立されたと言っても過言ではないだろう。
X-Men Character Likenesses TM & (C) 2011 Marvel Characters, Inc. All rights reserved.
TM and (C) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
▼「キングスマン」シリーズ / 『キングスマン:ファースト・エージェント』 9月25日(金)
そして、映画界でも不動の地位を気づきつつあるマシュー・ヴォーンが次に手掛けたのが「キングマン」シリーズだ。
表の顔は高貴なる英国紳士、裏の顔はどの国にも属さない世界最強のスパイ機関「キングスマン」――。スタイリッシュなスーツ姿に身を包み、傘や、ライター、アタッシュケースなど、普段どこにでもあるようなアイテムが強力な武器になるというギミックを駆使したスタイリッシュなアクション満載。人類抹殺計画をもくろむ大富豪ヴァレンタインや、狂気に満ちた麻薬密売組織のボス・ポピーなど、一癖も二癖もあるヴィランや、切れ味鋭い描写の数々等、まさにマシュー・ヴォーン節が詰まった本シリーズは、今や彼の代名詞的な作品。
そんな彼が「まさに“キングスマン”とは何かということの要であり基盤だ」と語るのが、最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』だ。本作は、「キングスマン」が誕生する、1914年が舞台となる物語。主人公は、英国貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)と、その息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)。彼らが目指すのは、“世界大戦を食い止めること”。戦争を密かに操る闇の狂団を倒し、戦争を止めるというこれまでで最大となるスケールのミッションに彼らはどう挑んで行くのだろうか。歴史の裏側で、キングスマンがどのように結成され、そこで何が起こっていたのか……。
歴史の裏に隠された“キングスマン”誕生秘話を、前作を凌駕する壮大なスケールと圧巻の超過激アクションで描き出す。どの国にも属さない世界最強のスパイ組織は、なぜ生まれたのか?なぜ人々は、キングスマンを必要としたのか…?“キングスマン”の知られざる物語を見逃すな!
(C)2020 20th Century Studios. All Rights Reserved.
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。