地主恵亮が選ぶ、甲信越(山梨・長野・新潟・岐阜)の観光スポット10選

どこの地域もそうだけれど、例外なく、山梨県、長野県、新潟県、岐阜県もまた魅力に溢れている。47都道府県すべてに行ったことがある私が言うので間違いない。どうも、この記事を書いている地主恵亮です。

国内外のどこかに行って記事を書いたり、写真を撮ったり、地域づくりのお手伝いをさせてもらったりしています。そう書くとめちゃくちゃ仕事をしている風ですが、以前ある雑誌に紹介していただいた時、肩書きが「無職」になっていたので、限りなく無職に近い、そういう仕事をしている人です。そんな私がおすすめする山梨県、長野県、新潟県、岐阜県の温泉、グルメ、観光スポット10選を紹介します。

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• ①野沢温泉（長野）
• ②月岡温泉（新潟）
• ③草津温泉（山梨）
• ④小布施（長野）
• ⑤沼垂醸す地区（新潟）
• ⑥ルミエールワイナリー（山梨）
• ⑦飛騨牛（岐阜）
• ⑧善光寺（長野）
• ⑨三条鍛冶道場（新潟）
• ⑩白川郷（岐阜）

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①野沢温泉（長野）

10個以上の集印で岡本太郎「湯タオル」が！

野沢温泉は、長野県下高井郡野沢温泉村にある温泉。村名に温泉が付いているのは全国でここだけだ。もともとは豊郷村だったが、1953年に現在の村名になった。どうでもいい情報だけれど、現在の村名になった32年後にこの記事を書いている地主が生まれた。13の外湯（共同浴場）があり、源泉は弱アルカリ性で、100%の天然温泉となっている。野沢温泉観光案内所で集印帳を買うことができ、外湯めぐりを中心に名所・旧跡など全部で27の集印所があり、その中で10個以上の朱印をすると、岡本太郎「湯タオル」がもらえる。温泉はもはや芸術なんだな、と思いながら温泉に浸かってください。

②月岡温泉（新潟）

白玉の湯の美肌効果で白玉美人に！

新潟県新発田（しばた）市にある月岡温泉。新潟県を代表する温泉地でJR東京駅からなら約3時間もかからずに行けてしまう。またしても、どうでもいい情報だけれど、私の家から最寄駅までが徒歩25分なので、それを考えてもあっと言う間に月岡温泉に行けてしまう。そもそもは石油の里だったけれど、出量が減り掘り進める中で温泉が噴出し元湯となった。エメラルドグリーンの湯色は美しく、国内随一の成分含有量を誇る硫黄泉。入浴すると肌がつるつるになることから、日本トップクラスの美人の湯と言われている。「白玉の湯 泉慶」の「白玉の湯」は入浴後に白玉のようにしっとりなめらか〜な肌になる。これを私は「白玉美人」と名付けました。

③草津温泉（山梨）

草津温泉は源泉かけ流し、朝6時から営業中

草津温泉と言われると条件反射なのか、群馬県を思い浮かべてしまう。しかし、山梨県のJR甲府駅からレンタサイクルで15分ほどの場所にも草津温泉はある。群馬県の草津から移り住んだ方が始めた「草津湯」という銭湯が、源泉を掘り当て、名実共に「草津温泉」となった。47度の熱い源泉をそのままかけ流した高温浴槽と、42度ぐらいまで冷ましてかけ流している、中温浴槽と露天風呂がある。飲泉も可能で口に含むと、ほんのりと硫黄の香りがする。ちなみに42度は十分熱い。ただそれがいいのだ。熱い漢（おとこ）である私が言うので間違いない。朝6時から営業というのも嬉しい。

④小布施（長野）

栗、栗、栗、栗、栗、栗だらけの幸せを！

小布施と言われると「栗」を思い浮かべる。小布施のパンフレットを見ても、「栗と北斎と花のまち」と書かれているほどだ。しかし、栗の生産量は実は全国有数というわけではない。ただ気候や土壌がよく、江戸時代から小布施栗は将軍への献上品となっていたらしい。小布施を歩けば、街中いたるところで栗の販売が行われ、栗の木テラスでは小布施の栗をふんだんに使ったモンブラン、竹風堂では栗おこわ山里定食、カフェ茶蔵では、モンブランソフトクリームなど、びっくりするくらい栗だらけで幸せを感じることができる。いま、ダジャレだったのわかりましたか？　「びっ栗（くり）するくらい栗だらけ」、ちょっと照れますね。

⑤沼垂醸す地区（新潟）

自由に組み合わせて好みの味噌汁を作る

JR新潟駅から20分ほどのんびりと歩いているとまず出会うのが、「沼垂醸す地区」。そんな場所にあるのが明治38年創業の「峰村醸造」だ。創業当時は栗ノ木川が流れ、原料等の輸送の便がよく、両岸には味噌や醤油、作り酒屋などが並び発酵の街として親しまれてきた。ここでは、「越後赤味噌」「越後白味噌」の2種類の味噌や、3種のだし「贅沢だし」「贅沢だし野菜味」「贅沢だし煮干し味」が購入ができ、お好みで組み合わせた、オリジナル味噌汁を自宅で楽しむことができる。

※2020年8月現在、味噌蔵見学ツアーは中止されています。HPよりご確認ください。
http://www.minemurashouten.com/hpgen/HPB/categories/11760.html

⑥ルミエールワイナリー（山梨）

ワインタクシーでワイナリーへ

お酒を飲むと車に乗れない。当たり前のことだけれど、ワイナリーの見学などでは大きな問題だ。なぜなら試飲をしたいから。そんな方には、やまなしワインタクシーを紹介したい。山梨県の笛吹・勝沼地区は80を超えるワイナリーが存在し、乗車場所から定額で好きなワイナリーをまわってくれるのが特徴。そんな数あるワイナリーの1つ、笛吹市にある「ルミエールワイナリー」は、自社農園でワイン用ブドウを育て、日本初の地下発酵槽でもワインを醸造している。ガイドツアーも行われているので、どのような環境でワインが作られているかを知ることができる。ツアー後に飲むワインの味は別格です。

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⑦飛騨牛（岐阜）

美味しいを安く！　飛騨牛ランチクーポン！

美味しいものは高い、というのは世の常識。いかに安く美味しいものを食べるかというのが、私のこだわりだ。飛騨牛もそう。誰もが知る、美味しいに決まっているお肉だ。食べたいに決まっているではないか！　でも、お値段が高い。そこで登場するのが、飛騨牛ランチクーポン。JR高山駅から徒歩約9分の「お食事処みかど」では1日10食限定のA5ランクの飛騨牛ステーキをいただくことができる。しかも2,900円で。お肉は柔らかく、厚みもあり、香ばしく甘い脂が、口の中に広がる。飛騨牛ランチクーポンは参画店舗に事前に予約することが必要なので、それは忘れずに。さすれば、幸せがやってくるのだ。

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⑧善光寺（長野）

一生に何度でも、牛に引かれなくても善光寺

「一生に一度は善光寺参り」と言われたり、「牛に引かれて善光寺参り」という昔話があったりと、誰もが知っているであろう善光寺。御本尊は日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来。JR長野駅からバスでも行けるし、歩いても行くことのできる距離にある。境内にある大本願、大勧進、釈迦堂などのそれぞれのお寺で御朱印をいただくことができる。季節限定の書置きの御朱印もあり、季節ごとに参拝したくなるのだ。御朱印をいただく際は、参拝を先に済ませてから御朱印をお受けするのがマナーとなっている。それと善光寺から歩ける距離に「団地堂」という古書店があって、品揃えが私のストライク！　1日で5,000円も使ったことがあります。

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⑨三条鍛冶道場（新潟）

世界で一つのペーパーナイフを自分の手で

古くから金物の街として知られている新潟県三条市。そもそもは江戸時代に洪水に苦しむ農民を救済するために和釘製造を奨励したのが金物生産の始まり。明治以降は刃物生産が中心となり、毎年2月には金棒だけではなく、刃物を持った鬼が踊る本成寺鬼踊りが行われる。さらに、三条鍛冶道場では、鍛冶の魅力を体験できるプログラムが催される。初心者向けのペーパーナイフ作りでは、五寸釘を熱し、トンカチで打って、形を変えていく。鍛冶職人さんが直接指導してくれるので心強い。最後に記念の刻印を入れ、1時間ほどでに完成する。自分だけの思い出に残る逸品になること間違いなし。

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⑩白川郷（岐阜）

日本の原風景を令和に堪能する贅沢

村内を流れる大白川が白く濁って見えることから名付けられた岐阜県の白川村。荻町城跡(おぎまちしろあと)展望台を訪れると、合掌造りの集落を一望することができる。合掌造りとは、木の梁を山形に組み合わせて建てられた日本独自の建築様式で、積雪などの自然条件に耐え、内部の空間も広くとることができる。白川村の荻町地区は、大小114棟の合掌造りが残り、1995年にはユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録された。家だけではなく日本人の原風景とも言える景観が残り、東京育ちなのになぜか懐かしく感じる。そう書いている私実は九州の田舎育ちですが、東京育ちを装っています。だから懐かしく感じるのですね。

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たっぷりと山梨県、長野県、新潟県、岐阜県の観光スポットをご紹介しましたが、どこも一度は訪れたくなるところばかりです。在宅時間も多く、なかなか贅沢な時間を過ごしていないという方も多いのでは？　そんな方は早速ご褒美旅行の準備をして、旅行に出かけましょう。

掲載情報は2020年8月11日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。