俺は「坊や」なのか? シャアに“専用電話”で聞いてみた
どちらかと言えば、割と父さんにぶん殴られたほうであると自負しているガジェット通信・座高記者です。そんな記者がこのたびなんと、「シャア・アズナブル専用電話」への番号を入手しました。インターネットってスゴい。シャアの個人情報ゲットですよ。
シャア専用電話番号
0570-01-0079
※番号、勝手にさらしちゃいましたが、シャア氏からクレームが来たら、削除します。
早速、入手した番号に電話をかけてみたので、その顛末(てんまつ)をレポートしてみます。
言ったことに律儀に答えてくれるキャスバル兄さん
「諸君の愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。何故だ!」電話を掛けると、ギレン・ザビによるガルマ追悼式典での演説が聞こえる。音のこもり具合から察するに、テレビモニタの中継を聞いているらしいことが、受話器越しからも うかがえる。
「坊やだからさ」つぶやいた後に、彼は続ける。
「プライベートな時間に連絡をしてくるとは…驚きだ」
突然、プライベート番号に電話を掛けたことで、シャアは少々、驚いているようだ。
「君がこの番号に電話をかけてきたということは、君も私に“坊や度”を見極めてほしいのだな……?」
さすがはニュータイプのはしくれと自称する男。言わずともこちらの気持ちを察してくれている。この40歳のオッサンが、戦場で生き残れる“坊や”であるか、判断してくれるというのだ。その計らいに、記者は刻(とき)の涙を見た思いだ。
「はい、そうです」
緊張しながら答えると、「そういう冗談はやめにしてくれないか」という驚くべき返答。実はこの通信はミノフスキー粒子の影響により、時おり音声が識別しにくい場合があるらしいのだ(彼自身もそれは理解しているようで、少々安心した)。
なので、彼への返答はできるだけハッキリとした口調と大きな声で答えると、彼に真意が伝わりやすいだろう。
「では、今からいくつか君に質問をしよう」
わかっていても、緊張が走る。厳しい戦場を生き抜ける戦士か、ただの“坊や”か、わかってしまうのだ。
「聞かせてもらおうか、君の答えとやらを」
まず最初の質問は「戦場でのラブロマンスに興味はあるのか」というもの。彼に気に入られようと模範解答をしようと思うも、ついつい正直に「あります!」と答えてしまった。
すると「お坊ちゃん育ちが身にしみこみすぎている」「甘いな」と一蹴されてしまった。
次の質問では、ガンダムの舞台のどの場所に住みたいと思うか?というマニアックな質問。「ククルスドアンの島」に惹かれつつも、「ジャブローです」と答えたところ、「連邦軍の巨大拠点がある地域だな……自然の驚異を感じる場所でもある」と、さすが軍人らしい的確な返答。腹をズゴックに射抜かれたジムの気分だった。
最後の質問では、「君が語らいあってみたいと思う女性は誰かな?」という踏み込んだ内容。さすが、シャア。間合いの詰め方が速い。
ひるんでばかりもいられないので「アルテイシア」と即答したところ、「セイラか……私の妹と知っての発言かな?」とあっさりけん制されてしまった。たった3分で撃墜された12機のリックドムのような気分だ。
「今日のところは、君との時間はこのくらいにさせてもらおう」「そうそう、君にふさわしい贈り物をしておいた」
そう言い残して彼は電話を切った。
坊や度を知る
ほどなくして、彼からショートメール(SMS、番号メール)で連絡が入った。いわく「空メールを送り登録を完了したまえ」というもの。
どうやら、“坊や度”を知るためには『バンダイナムコID』があると良いらしい。
言われるがまま、指定のアドレスへメールを送る。※ドメイン指定受信などを設定している場合は、banapassport.net を受け取り可能にしておく必要がある。
ちなみにこの登録で「坊やTシャツ」への応募もできてしまう。
もちろん、ケータイからではなくPCから『バンダイナムコID』を先にとっておくと、この後が非常にスムーズだ。PCで事前の登録をしておくと3倍以上速いはずだ(推定)。
IDとパスワードを設定して「GUNDAM.INFO」の「シャアに電話で聞け」というページからログインすると、「全国坊や度ランキング」が閲覧できる。余談ではあるが、このGUNDAM.INFO特設ページには、通常の3倍の厚みを実現した『シャア専用名刺』に関する情報も掲載されている。もちろんこの名刺には今回の電話番号も記載されてる。ナムコゲームセンターやガンダムカフェで手に入れることが出来るらしいが、無くなる前に入手しておきたい“いいもの”だ。
シャア専用電話番号にかけて坊や度を診断!|ガンダムインフォ
http://voiceworld.jp/gundaminfo/01/menus/
そして先ほどの「シャアからの贈り物」というところを見てみると、なんとセイラさんの画像が!妹の画像を送ってくれるとは、何という粋な計らい……。
ついつい、彼と親密になりたいあまり、記者はこの日11回も電話してしまった。キシリア様、と答えたらキシリア様の画像を届けてくれ、オルテガ、と答えたら黒い三連星の画像を届けてくれたり、と、質問の内容に応じ適切な“贈り物”をしてくれるのには本当感激する。きちんとこちらの言ったことを汲んだ上で対応してくれるのだ。
ただ、「ジオン公国軍兵士の中で上官であってほしいと思う人物は?」と聞かれた時、「キャスバル様です」と答えたのにコンスコンの画像が送られてきたときは少々面食らった。ミノフスキー粒子が濃かったに違いない。
そうそう、肝心の“坊や度”だが、記者の「坊や度ランク」は36ガルマから最高93ガルマ。
全国的には、三重県および島根県が坊や度が高いらしく、54ガルマという数値。つまり自分は全国的に見ても3倍近く甘ったれの坊ちゃんな時があるということが判明(記事執筆時点)。
しかし、全国の最高坊や度は303ガルマという恐るべき数値。どんな会話をシャアと交わしたら、このような結果になるのだろうか。
なおシャアと親密になると彼の方から電話がかかってくるらしいのだ。しかも(あくまで未確認情報だが)シャアからの信頼を勝ち得ることが出来ると、アルテイシアを託されることがあるらしい。正直、耳を疑う。ある日突然、キャスバル兄さんから彼から電話がかかってきて、別の意味でも兄さんになるかもしれないとしたら……考えるだけで、あと十年は戦える思いだ。
質問と回答のバリエーションも、ガンダム世界にどれだけ精通しているかで、相当変わってくるのではないだろうかと思わせる“坊や度チェック”。
気になった人は彼に電話をかけて、ぜひ坊や度のチェックをしてみることをおすすめする。
勝利の栄光を、君に!
10/24 19時追記:
偶然にも記事が公開された瞬間、シャアから電話がかかってきた。「勝利の栄光を君に!」とのお言葉をいただいたことをここに報告しておく。
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