古川雄輝×竜星涼 幻想的なキスシーンに「男性ながらドキドキしました」純愛BL映画『リスタートはただいまのあとで』舞台挨拶レポ

古川雄輝さん×竜星涼さんのダブル主演で贈る癒し系純愛BL映画『リスタートはただいまのあとで』が9月4日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開することが決定。公開に先立ち、ダブル主演の古川雄輝さん、竜星涼さんと井上竜太監督が登壇する完成披露舞台挨拶が、8月3日(月)に実施されました。

本作は、職場で上司に人間性を否定され、会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣(古川)と、長野県で農園を営んでいる熊井じいちゃんの養子で、ふさぎこんでいる光臣を励まし、心の痛みに寄り添う優しい大和(竜星)が、“そのままの自分”を受け入れてくれるお互いの存在の大きさに気付き、次第に惹かれていく心模様が描かれる癒し系純愛BL映画です。

お互いの印象は……

今回、初共演だったという古川さんと竜星さんは、お互いの印象を聞かれると、古川さんに“知的でクール”という印象を抱いていたという竜星さんは「現場に入っていくと、監督とディスカッションして、作品の中でも、撮影が終わったあとでも親身に話をなされている姿を見て、ハートは情熱的な方なのかなという印象を受けました」と答え、“竜星はイメージ通り”と答えた古川さんは「“男”って感じの、男性から見てもかっこいいなと思うような印象だったんですけど、実際も男らしい方で、大和を演じているときは漫画から飛び出てきたかのような感じでそっくりで、僕が演じている光臣という役は(竜星の)芝居を受ける側だったので、非常にお芝居もしやすくて、素晴らしいと思いました」と絶賛しました。

また、初めて脚本を読んだ際の感想を求められると、古川さんは「BLという部分が注目されてしまうと思うんですけど、どちらかというと純愛映画だなという印象を持ちました」といい、「同性として好きになるというよりも、自分の性格と違う、魅力的な大和に人として好きになる映画なんだなというのと、家族愛などいろんな愛が描かれているので、普通のBL映画とは違うのかなと思います」とコメント。LGBTなどが描かれている映画もよく見るという竜星さんは「自分がこのような役を演じることはなかったので、すごく挑戦し甲斐があるなと思ったのと、“人を好きになるというのはこういうことなのかな”っていうことを思い起こさせてくれて、性別を超えたラブストーリーだと思いました」と語りました。

そんな本作をどう作り上げていったか尋ねられた井上監督は、10年前に古川さんが芸能界に入るキッカケとなったオーディションを手伝っていたことを明かし、「そのときから魅力的だなと思っていて、いつかご一緒したいと思っていまして、今回、初監督作品でご一緒させていただいたんですけど、現場でいろいろと助けていただいて感謝しています」と頭を下げ、「竜星君はいろんな作品を見て、魅力的な方だなと思っておりまして、今回の大和という役は難しい役ですし、今までとはイメージが違う、かわいい弟キャラだったので、それで髪の毛を下ろしてくださいって話をしたんですけど、大和を非常に魅力的に演じてくださったので感謝しています」と笑顔で語りました。

キスシーンは「寝ているので“いつされるんだろう”と」ドキドキ!

改めて、本作を見た感想を聞かれると、古川さんは「ほっこりする映画だなと思って、ただのBL映画というより、癒される映画だなと思いました」と吐露し、竜星さんは「素敵な長野の風景と一緒に二人の物語が描かれているので、景色も物語もとてもきれいだったし、見応えがあるんじゃないかなと思います」とニッコリ。

さらに、予告編で公開された2人のキスシーンも話題となっていますが、別の作品で男性とのキスは経験済みという古川さんは「非常にやりやすかったです。竜星君はすごくきれいな顔をしているので、キスしやすいなと思いました(笑)」と告白。竜星さんは「すごく柔らかかったです」とコメントして会場を沸かせ、「男性ながらドキドキしましたよ。寝ているので“いつされるんだろう”と思いながら……」と回顧。

実際に同シーンを見た感想を追求されると、竜星さんは「とてもきれいだったんじゃないでしょうか(笑)」と照れ笑いを浮かべ、古川さんは「照明とかも含めて幻想的なシーンになっていて、なるべくきれいなキスシーンになったらいいなと思っていたので、それを心がけながらやりました」と満足気な表情を浮かべました。

その後、記者会見後の舞台挨拶に登壇した古川さんは、1席空けて着席するなど、感染拡大防止策にご協力いただいている観客を見て「ソーシャルディスタンスは取られていますが、こうやってたくさんの方々と久しぶりにお会いできて、いま嬉しいです」と目を輝かせ、竜星さんも「こうやってお客さんが舞台挨拶に来てくださって、今までは当たり前のことでしたけど、今は舞台挨拶というものもできない状況の中で、来てくださったことに幸せを感じます」と感慨深げに語りました。

温泉三昧に馬肉で飲み歩き!?……竜星涼「仕事が終わっても役作りを」

また、古川さんから「基本的に性格が正反対で、(竜星が)積極的で地元の方々と飲みに行ったりして、僕はホテルに帰っちゃうみたいな」と暴露された竜星さんは、「温泉街で撮影をしていたんですけど、僕は温泉が大好きなので、毎日温泉に浸かりながら、そして美味しい信州の馬肉を、知らないお店に行って食べて、そこのスタッフや大将と仲良くなって、それが輪になって気付いたらおじさん4・5人が毎日飲んでいるみたいな……。不思議な光景でしたね」と明かしました。

加えて竜星さんは「僕は役柄が田舎育ちの青年なので、地元の人をまず知って、地元民になろうと。だから、役作りの一環で、僕は地元の人たちと一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んでいたので、決して僕だけが遊んでいるわけではなく、仕事が終わっても役作りを一生懸命やっていました」とコメントをして、観客の笑いを誘いました。

さらに、本作の内容にちなみ、うまくいかないときにどう気持ちの対応をしているか質問されると、古川さんは「今回もそうなんですけど、諦めずにちゃんと話せば、絶対にいい方向に行くと思うので、自分からコミュニケーションをとったりして解決しようとしますけど、それで解決できないものは、家に帰ってお酒を飲んじゃいます」と正直に答えて笑わせ、竜星さんは「僕は根が明るいタイプなので、クヨクヨしないといいますか、寝ちゃえば忘れる、よくできた人間なんです(笑)」と胸を張り、「悩んでいる方とかにアドバイスをしたいんですけど、なかなかそれができないので、逆に僕に相談してくれたら明るくなると思います」と笑顔を見せました。

映画『リスタートはただいまのあとで』は9月4日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開。

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<ストーリー>
職場で上司に人間性を否定され、会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣(古川雄輝)は、近所で農園を営んでいる熊井のじいちゃんの養子・大和(竜星涼)と出会う。
大和のことを「馴れ馴れしくてウザい奴」と思っていた光臣だが、父親に実家の家具店を継ぐ事を拒絶され、農園の手伝いをはじめると、大和と過ごす時間が増えていく。
ふさぎこんでいる光臣を励まし、心の痛みに寄り添う優しい大和。次第に、自分の弱さも受け入れてくれる大切な存在に変わっていく。
ある夜、酔いつぶれた二人だったが、目が覚めた光臣は寝ている大和に思わずキスをしてしまい・・・抱いている感情にハッとする。
大和の高校の同級生で親友の上田(佐野岳)から、「アイツには秘密がある」と耳打ちされたことを思い出した光臣の前に、親しげに大和と話す年上の女性が現れて・・・。
光臣は大和へ想いを伝えることはできるのか?
そして、親との確執を乗り越えて、自分の夢と向き合う事ができるのか?
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古川雄輝 竜星 涼
村川 絵梨 佐野 岳 / 中島 ひろ子 螢 雪次朗 甲本 雅裕
監督:井上竜太
脚本:佐藤久美子
原作:ココミ著書「リスタートはただいまのあとで」(プランタン出版 刊)
企画:ホリプロ 制作プロダクション:キャンター/ホリプロ 宣伝:とこしえ  配給:キャンター
製作:映画「リスタートはただいまのあとで」」製作委員会
(キャンター ホリプロ TBSグロウディア 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ TCエンタテインメント )
上映尺:99分
restart-movie.com[リンク]
(C)2020映画「リスタートはただいまのあとで」製作委員会

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