マンションだからこそ注意したい!ベランダ掃除のコツ

マンションだからこそ注意したい!ベランダ掃除のコツ

マンションのベランダは屋外にあるため汚れやすい場所の1つです。しかし掃除する頻度は少ない場所ではないでしょうか?マンションは多くの家庭が同居していることから、一戸建てとは違う注意も必要です。マンションのベランダ掃除のコツをご紹介します。

マンションのベランダ掃除のコツは?注意点もご紹介!

マンションのベランダは普段どのくらいの頻度で掃除しているでしょうか?ベランダ掃除の掃除頻度は普段の使い方でも異なりますが、洗濯物を干す物干し竿や、布団を干すことも多い手すり拭きなどはこまめに、数か月~6か月に1度は排水溝なども含めて念入りにするのが理想といわれる場所です。

 

しかしマンションは一戸建てと違い、自分だけの都合で掃除などの作業を自由にできない難点があります。周囲への配慮を怠ると、近隣の部屋とトラブルに発展してしまうことも。ベランダは外にある空間のため、より近隣への配慮が必要になります。

 

ではベランダの掃除の掃除に際して注意したらよいことは何でしょうか?近隣への配慮とともに、掃除方法も一戸建てとは違う注意が必要です。マンションのベランダ掃除の手順から配慮したい注意点まで、あわせてご紹介します。

 

 

ベランダの掃除前に確認しておきたいこと

マンションのベランダは一戸建てのベランダとは違った役割を持っています。火事などの非常事態時の避難経路でもある共有スペースなのです。このことから普段の使い方も含め、掃除の前にもいくつか確認をしておきましょう。

 

管理組合の規則はどう定めてる?

 

マンション管理組合では「共用スペースでもある」ベランダ部分について、利用規則にいくつかの約束事が記載されている可能性があります。ベランダが防水処理されていない場合などは、「水をまいてはいけない」と注意書きがされているかもしれません。後々で問題にならないよう、きちんと確認しましょう。

 

排水溝の仕組みは?

 

マンションでは、隣同士で1つの排水口を共用していることがあります。そのような状況で水をたっぷりとまいて掃除をしたら、排水口を共用している隣の部屋に迷惑をかけてしまうことになることがあり、室内の掃除以上に配慮が必要です。

 

そのためマンションのベランダの床を丁寧に掃除するときには、極力水を使わないようにした方がトラブルを避けることができます。「水を使ってもよい」と規約にあっても、必要以上に水を使わない方が無難です。

 

隣や下の階の状況は?

 

水の使用と同様に、掃除のときに舞い上がるホコリも迷惑になりがちです。両隣の部屋や下の部屋といった近隣で布団や洗濯物など迷惑がかかりそうなものが出ていないか、掃除を始める前に必ず確認してください。普段は付き合いがなくても、事前にベランダ掃除をすると連絡を入れるとよりよいです。

 

 

ベランダ掃除に必要な物

ベランダ掃除に必要な道具は意外とあります。掃除を始める前に道具がそろっているか確認しましょう。

 

洗剤や重曹と吹きかけ用のスプレー容器

 

ガラス窓や手すり、物干しなどの拭き掃除に欠かせない道具です。特に重曹は水をまかなくてもベランダを掃除できるので欠かせません。ただし床材が木製のときは重曹が変色の原因になる可能性があります。その場合は重曹はやめて中性洗剤を用意するとよいでしょう。

 

掃き掃除用の道具

 

ほうきやちりとりも通常の掃除と同様に欠かせません。ほうきはゴミの大きさや重さにあわせて、穂先が柔らかめのほうきと固めのほうきがあるとゴミを集めやすいです。ホコリを舞い上げたくない場合は掃除機を使う方法もありますが、砂などを吸い込んでも大丈夫か取扱説明書を確認してから使ってください。

 

拭き掃除用の道具

 

使い古したり破れてしまったタオルや古着などの布類を拭き掃除用に再利用したり、汚れた布をすすいだりするための水を入れるバケツも用意しましょう。ベランダ掃除で少量の水の使用が認められている場合は、まく水を入れるためのバケツも必要です。

 

ブラシ類

 

ベランダの床部分の汚れをこすり落とすためのデッキブラシと、排水口や手すりなどのなかなか汚れを取りにくいところのホコリを取るためのブラシも必要です。ホコリ取り用のブラシは、使い古した歯ブラシを再利用するとよいでしょう。

 

キッチンペーパーや古新聞

 

キッチンペーパーは、窓ガラスや手すりなどの汚れがひどくて落ちにくいときに、重曹水や洗剤などを浸してからパックするのに利用します。古新聞は床掃除の時に水をまかずにするのに便利です。水の使い過ぎでの近隣とのトラブルも避けられるため、必ず用意しておきましょう。

 

 

ベランダの掃除手順

両隣や下の階といったご近所を確認して道具もそろえたら、いよいよ掃除を始めましょう。まずは掃除しやすいように必要のない物を片付けます。ベランダに物を置きっぱなしでは、動く邪魔になったりゴミを取り切れなかったりで掃除になりません。つまづけばケガの原因になることもあります。

 

ベランダに置かれていたものの片付けが終わったら、ほうきでゴミを掃き集めてキレイに取り除きましょう。大きいゴミや重いゴミは穂先が硬めのほうきで、細かいゴミは穂先が柔らかめのほうきを使うのがおすすめです。

 

床のゴミの除去が終わったら床の掃除をおこないます。少量の水なら使用を認められている場合は、少しだけ水をまいてからすぐデッキブラシで磨き、汚れを落としたら水気を拭きましょう。水に重曹を溶かしておくと汚れがキレイに落ちます。

 

時間と手間はややかかりますが、「少しだけ水をまいて、すぐブラシで磨く」を繰り返せば、磨く前に水分が蒸発したりコンクリートに水が浸み込んだりするのを防げるので、布で汚れた水を拭き取ってもよいでしょう。

 

エアコンの室外機がベランダに設置されている場合は、室外機の汚れも丁寧にキレイに拭きとりましょう。先にほうきを使って床のゴミを掃いてからのほうが、室外機を拭いた後に再びホコリが付くのを防げるのでおすすめです。室外機に付いている汚れはほとんどがホコリのため、水拭きだけでキレイにできます。

 

室外機の周辺の掃除が終わったら、つづけて洗濯物や布団を干すための物干しや手すり、壁の汚れもキレイに拭きとってください。水垢などの汚れが目立つところでもあるので、丁寧に拭き取ります。手すりや柵を拭くときは布ごと手のひらで包むように握って手を動かすと、拭き残しになりにくいので試してみてください。

 

最後に排水口を掃除します。排水溝に詰まったゴミや汚れのほかカバーに付いた汚れまで、使い古しの歯ブラシなどで丁寧に取り除きましょう。重曹の粉を振りかけた後、水100mlに小さじ1/2杯のクエン酸を入れたクエン酸水をまんべんなくスプレーし、5分ほど放置しておいて汚れだけを引きはがす方法もあります。

 

しかしこの方法は無害とはいえ泡がたつため、排水口の構造によっては隣の家に迷惑をかけることもあります。またクエン酸は塩素系洗剤などと混ざると有毒ガスが出る危険もあるため、使用には注意が必要です。

 

水を使えないときの掃除方法

 

ベランダで水を使ってはいけないと禁止されている場合には、用意しておいた古新聞の出番です。古新聞をちぎってから水に浸けて絞り、ベランダの床にまんべんなくまいてから古新聞をほうきで集めます。重曹水をスプレーしてからブラシでこすった後の仕上げとしてもおすすめです。

 

鳥のフンの掃除方法

 

鳥のフンは多くの雑菌を含み、アレルギーなどの原因になります。直接触れないよう手袋やマスクをし、フンの上にキッチンペーパーなどを被せてから水をかけて湿らせてください。

 

数分放置しておいてフンが柔らかくなったころを見計らって、キッチンペーパーごと古衣などの使い捨てできる布で拭いて取り除きます。最後にエタノールで消毒しましょう。

 

水3Lに対してクエン酸大さじ1杯を入れたクエン酸水を掛けても、クエン酸は酸性のためアルカリ性のフンを柔らかくして取りやすくしてくれます。乾いて硬くなった取れにくいフンにおすすめです。

 

 

ベランダ掃除はこんな天気の日がおすすめ

ベランダ掃除で困ることはホコリが舞うことです。梅雨の間は降った雨で湿度が自然と高いため、ホコリが湿気を吸って重量が増すことから舞い上がりにくくなります。そのため雨の合間を狙ってベランダ掃除をするとよいでしょう。

 

梅雨以外の日でベランダ掃除を計画するなら、雨の後や曇り続きで湿度が高めの日が、ベランダ掃除に絶好の環境がそろったねらい目の日です。晴天続きのときは仕方ありませんが、ベランダ掃除はホコリの舞いにくい湿度の高い日を狙ってするようにしましょう。

 

おわりに

マンションのベランダ掃除は近隣にとっても問題になるため、気を使わなければならない点も多いです。しかしベランダは常に風雨にさらされゴミも舞い込んでくるため、汚れやすい場所でもあります。定期的に掃除することを心掛けて快適に過ごしてください!

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