なぜ? 化粧品メーカーの看板広告にオコジョ 「ほとんどの方はおそらく……」

東京メトロ表参道駅に可愛らしい“オコジョ”の看板広告が登場しました。動物園の宣伝かな……と思いきや、掲載したのは化粧品メーカー(!)でした。

「好きなことを書いても問題がない」

こちらの広告主はセブンツーセブン。新幹線に乗車している際に「727」と大きく記された野立て看板を見かけたことがある人も多いでしょう。

オコジョの写真とともに掲載されたコピーを見ると、「ほとんどの方はおそらく看板広告なんてご覧にならないと思いますので、好きなことを書いても問題がないということに気付いてしまいました」と、広告に対する考え方の根幹を揺るがすような文言が。

続けて、「好きな動物はオコジョです。あの小さくて細身なボディに絶妙な毛並み感。大好き。飼いたい気持ちをグッとこらえ、ネット検索の画像を見るだけで幸せになれる派の化粧品会社・株式会社セブンツーセブン」と、最後に申し訳程度に社名が出てきたものの、自社製品に関する情報は皆無。謎は深まるばかりです。

「最終的にはマンチカンとオコジョの一騎打ち」

同社の企画室 磯島裕介室長によると、スマホの普及に加え昨今の外出自粛の影響で看板広告を見る人が減っていることを受け、「どうせ見ている人が少ないのなら、もう好きなことを言っても問題がないのでは?」ということに気付いてしまったそう。

「そこで、弊社には動物好きの社員が多いので、好きな動物の話をしようと思いました。実は、私自身の好きな動物はマンチカンですが、最終的にはマンチカンとオコジョの一騎打ちとなり、度重なる社内会議の末、オコジョに決定しました。その点に関しては、私の社内での力不足と言わざるを得ません」と、クリエイティブの裏話も明かしています。

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よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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