2020年9月以降オンライン授業のみを実施している学校の留学生はアメリカ滞在を認めず アメリカ移民税関捜査局が発表

7月6日、アメリカ移民税関捜査局(U.S. Immigration and Customs Enforcement、ICE)は、新学期となる2020年9月以降にオンライン授業のみを実施している学校の留学生(F-1及びM-1の学生ビザ保有者)に対し、アメリカ国内滞在を許可しないことを発表しました。

SEVP modifies temporary exemptions for nonimmigrant students taking online courses during fall 2020 semester
https://www.ice.gov/news/releases/sevp-modifies-temporary-exemptions-nonimmigrant-students-taking-online-courses-during[リンク]

現在アメリカ国内でオンライン授業のみを実施している学校の留学生は、9月以降には国外退去するか対面授業を実施している学校に編入する必要があるとのことです。

現在対面授業を実施している学校の留学生(F-1ビザ保有者)は、引き続きアメリカ国内に滞在することが可能で、最大1科目(3単位まで)のオンライン授業を受講することができます。

オンライン授業と対面授業の両方を実施している学校(ICE認定校限定)の留学生は、1科目(3単位まで)以上のオンライン授業を受講することが可能としています。


https://twitter.com/sahilkapur/status/1280222914776838145

この件に対し、「学生ビザに対する新しい規制はアメリカ人学生にも影響します。(ほとんどが奨学金などの対象外ということもあり)留学生がアメリカの大学に支払う膨大な金額が、アメリカ人学生への財政的資源になっているからです」とツイートしたのはNBCニュースのレポーター。


https://twitter.com/JulianCastro/status/1280211638013120519

また、「新型コロナウィルスの影響からオンライン授業を行っている大学の学生を、ICEは強制送還しようとしています。これは必要以上に非情な仕打ちで、裁判で争われるべきです」というテキサス州サンアントニオのフリアン・カストロ元市長のツイートのように批判的な声もあがってきているようです。

※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/ReichlinMelnick/status/1280207487573069827

※ソース:
https://www.ice.gov/news/releases/sevp-modifies-temporary-exemptions-nonimmigrant-students-taking-online-courses-during

(執筆者: 6PAC)

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