室井佑月氏が院内感染に「美談にすり替えるのはやめろ」と主張して批判殺到! 永寿総合病院は応援に感謝のツイート

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で2020年3月に院内感染が起き、患者とその家族、職員から214人が感染、患者43人が死亡した東京都台東区の永寿総合病院の湯浅祐二院長が2020年7月1日に記者会見を開き、対処の遅れや感染予防策が不十分だったことを認めて謝罪。同時に医師2人と看護師1人の手記を公表しています。

2020年7月2日に放送されたTBS系列『ひるおび』では、作家の室井佑月氏(@YuzukiMuroi)がリモート出演。永寿総合病院について「コロナの患者を出しちゃったっていうことは、やはり責められるべき」「(美談を出してきて)なんかすり替えっぽく感じる」とコメントしました。

これには、一般のTwitterユーザーだけでなく医療関係者からも批判が殺到。室井氏はTwitterで次のように発言の意図を説明していますが、「何様のつもり」「番組のせいにするな」「あの会見は美談じゃない」という声が上がり、「#室井佑月のテレビ出演に抗議します」などのハッシュタグも生まれています。

永寿総合病院にいて大変だった一部の人の話を持ってきて、病院で集団感染があった事実を美談にすり替えるのはやめろといいました。番組がそういう作りになっていたので。

医療の最先端、現場にいる人たちを次こそ守るためには、そのとき大変な思いをされた人の話を前に出して(大変だったと思いますが)、そこであった話を美談にすりかえてはダメ。病院は徹底的に反省すべきだし、丁寧な検証が必要。

一方で永寿総合病院Twitterアカウント(@eijuhp)は、寄せられたメッセージを「すべて職員で読んでおります」とツイート。改めて感謝を伝えています。

昨日の湯浅院長記者会見後、リプ欄を含め、多くの温かいメッセージを頂戴しました。すべて職員で読んでおります。
また、これまで苦しかったとき、写真のように、近隣の方々や患者様やその御家族から、多くの励ましを頂きました。
重ねて厚く御礼申し上げます。

これには、「皆が医療従事者を感謝、応援しています」「くれぐれも心身を労って」という声のほか、「心ない発言は気にしないで」といった反応が多数上がっていました。

室井氏は2020年5月にTwitterで愛知県の企業が作る日の丸入りのマスクで政府批判を展開。そのマスクは2015年より発売しており、製造企業がツイートで抗議して、室井氏が詫び状を送るという事がありました。度重なる発言やツイートへの批判に室井氏の動向だけでなく、出演を依頼しているメディアの対応にも注目が集まります。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/eijuhp/status/1278564963540295683 [リンク]

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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