栽培期間が短い野菜5選!植え方のポイントもあわせて解説

栽培期間が短い野菜5選!植え方のポイントもあわせて解説

野菜を種から育てるとなると、育苗して定植して、大きく育つものは支柱を立てて…などなどプロセスも多く、手間もかかります。その点、プランターや家庭菜園に直まきしてもよく育ち、種まきから30日ほどで収穫できる野菜ならお手軽!

初心者でも育てやすい種まきから約1ヵ月で育つお手軽野菜5選

「種まきから野菜を育ててみたいけれど、ちゃんと育てられるか自信がない」。そんな野菜育てビギナーは、短期に収穫できるものからどうぞ。世話が最小限ですむから初心者でもチャレンジしやすい5種をご紹介します。

ルッコラ

ピリッとした辛味が愛され、サラダでおなじみのルッコラ(アブラナ科)。生育温度は15~25℃で、種まきは4~7月上旬の春まきと、9~10月の秋まきができます。

ルッコラの種まき方法は、バラまき・スジまきのどちらでも大丈夫。手軽にプランターで栽培する場合には、スジまきがおすすめ。苗が整然と並んで施肥しやすくなるなど、ビギナーでも管理が容易になります。

プランターで育てるときには、鉢底石を下に敷いて水はけを確保し、その上に培養土をいれます。土を平らにならして、表面に割り箸などを使い、1直線に浅い溝を刻みます。大きめのプランターでは、15~20㎝ほど間隔をあけ、何列かつくりましょう。

種まき後には、薄く土をかぶせ、たっぷり水を与えます。その後は、土が乾いたら水やりをしてください。発芽は4~7日後で、込み入ってきたら適宜、間引きます。

種まきから2~3週後には、ベビーリーフとして収穫が可能です。大きく育った株は、根から引き抜かず、そのとき食べる分だけ葉を摘み取れば、長い間収穫できますよ。

クレソン

クレソン(アブラナ科)は、日本各地の水辺で自生しているのを見かける強健種です。さらに、アメリカのウィリアム・パターソン大学で発表された「栄養素の高い果物と野菜トップ41」で、堂々の第1位となった抜群のヘルシー野菜。

多年草なので、一度根づけば数年収穫できるのもありがたいところです。種まきは春~秋にできますが、暑さを避けて4月中旬~5月、9月~10月中旬ごろがおすすめです。

種はバラまきし、種が見えなくなる程度に薄く土をかけるのがポイント。あまり土を厚くかけすぎると、発芽率が下がります。種まきから約30日後から、若い芽を摘み取って収穫できます。冬も室内で管理し、最低気温を5℃以上に保てば収穫可能です。

もともと水辺で育つ植物ですから、水やりは欠かさず多湿状態をキープさせましょう。水耕栽培で育てるのもおすすめです。

オカヒジキ

オカヒジキ(アカザ科)は、カリウムやカロテンが豊富な健康野菜。おひたしにするとシャキシャキの食感で、癖になる美味しさです。

もともと海岸の砂地で育つ野草なので、固い粘土質の土は苦手。市販の培養土で育てると手軽で間違いありません。

種まきのコツは、種まき前に1週間ほどかけて、ひと手間ほどこすこと。1~2日種を水につけてから、布やキッチンペーパーで包み、冷蔵庫で数日、乾燥しないように保管。水分を与えた状態で低温にあわせると、発芽しやすくなるのです。

種はスジまきしたら、株間10㎝になるよう間引きます。種まきから30日後には草丈10cm以上となり、食べ頃に成長。根ごと抜き取るか、先のやわらかい部分のみカットして収穫します。

コマツナ

コマツナ(アブラナ科)は、3月中旬~10月まで種まきが可能で、ビギナーでも栽培容易な葉野菜です。春まきなら種まきから30~40日、秋まきでは50~80日で収穫できます。

コマツナは、日当たりと風通しのよい場所で育てるのがコツ。種まきは、スジまきがおすすめ。15㎝間隔につくった深さ5㎜~1㎝の溝に、1㎝間隔を目安に種をまきます。土をかぶせて、たっぷり水やりします。

発芽し、葉と葉が触れるようになったら間引きを繰り返し、最終的には株間5~6cmにして育てましょう。間引き菜は、おひたしやお味噌汁に入れると美味です。

コマツナには、コナガやモンシロチョウの幼虫がつきやすいので、しっかり対策を。防虫用ネットをかける、コンパニオンプランツレタスやシュンギクを近くで育てて虫除けにするなど工夫しましょう。

収穫の目安は、コマツナの草丈が25~30cmになったころ。育ちすぎると固くなってしまうので、タイミングを逃さないで!

20日ダイコン

早採れ野菜の代名詞ともいえるハツダイコン(アブラナ科)。その名の通り、種まきから20日~30日ほどで、約2cmほどに根が太って収穫可能になります。

ハツカダイコンは、3月中旬~5月、または9~10月にスジまきしましょう。プランターに培養土を使って栽培する場合はいいのですが、地植えするなら根が変形しないよう、雑草や石を取り除いておきましょう。

種は1cm間隔を目安にまき、発芽したら葉が4枚になるタイミングで、3㎝の株になるよう間引きしてください。

おわりに

どれも高度なテクニック不要で育てやすく、しかも栄養たっぷり!おうち時間を楽しむのに最適な野菜ばかりです。

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