野菜の保存!冷蔵庫の温度設定や、チルド室&野菜室がない時は?

野菜の保存!冷蔵庫の温度設定や、チルド室&野菜室がない時は?

野菜の鮮度を保つためには温度と湿度が鍵になります。ここでは、野菜室(設定温度7~10℃)やチルド室(設定温度0~1℃)がない冷蔵庫の冷蔵室(設定温度3~6℃)で、生の野菜を保存する方法を紹介します。

野菜を冷蔵庫の冷蔵室で保存(温度:3~6℃)

冷蔵室は、野菜室よりも低温で、かつ湿度が低くなっています。そのため冷蔵室で保存する場合は、一工夫が必要です。

[立てて保存]

●アスパラガス

アスパラガスは水を少量入れたビンに立て、冷蔵室で保存

端を少し切り落とし、1~2cmの水を入れたビンに穂先を上にして立てる。

ポリ袋をかぶせて保存する。

保存の目安:10日ほど

●ブロッコリー

ブロッコリーは水を少量入れたグラスに立て、冷蔵室に保存

茎を根元から1cmほど切り、根元が浸かる程度に水を入れたグラスに立てる。

空気が入るようにポリ袋をふわっとかぶせて、輪ゴムで閉じて保存。

保存の目安:10~14日ほど

●かいわれ大根

かいわれ大根は購入したパックに水を少量入れ、冷蔵室に立てて保存

購入したパックに、根元のスポンジが浸かる程度に水を入れる。

上部にラップをかけて保存。

保存の目安:1週間ほど

[切って保存]

●ニラ

ニラは切って水を入れた保存容器に入れ、冷蔵室で保存

3~4cmの長さに切って保存容器に入れる。

かぶるくらいの水を入れて、ふたをする。

3日おきに水を取り替える。

保存の目安:10日ほど

ニラを買ったままの状態で保存した場合との、1週間後の違いはコチラ

●セロリ

セロリは切って水を入れた保存容器に入れ、冷蔵室で保存

葉を切り落とし、茎を使いやすい長さに切って保存容器に入れる。

かぶるくらいの水を入れて、ふたをする。

3日おきに水を取り替える。

保存の目安:10日ほど

水菜

水菜は切ってキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れ、冷蔵室で保存

使いやすい長さに切り、水に1~2分さらして、ざるにあげて水気をふき取る。

容器にキッチンペーパーを敷き、水菜を入れる。

上からキッチンペーパーをかぶせ、ふたをして保存。

キッチンペーパーが濡れてきたら取り替える。

保存の目安:10日ほど

野菜を冷蔵庫の冷凍室で保存
(温度:-18~-22℃)

冷蔵に弱い野菜や、一度で使い切れなかったとき、すぐに食べない場合などは、冷凍で保存しておきましょう。

ねぎやほうれん草など常備野菜を生で冷凍するコツはコチラ

大根、キャベツ、白菜の冷凍保存法はコチラ

きのこの冷凍保存法はコチラ

常温で保存(温度:15~25℃)

タマネギやさつまいも、じゃがいも、かぼちゃなどは、常温で保存できます。風通しの良い場所に保管しましょう。

常温で保存する場合の保存法、コツはコチラ

最後に

野菜室やチルド室がない冷蔵庫でも、長期保存できる野菜があります。野菜ごとの保存温度と保存法を知って、野菜を上手に保存してください。

[ブロッコリー]選び方とおいしく食べるための保存方法

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濃い緑色が鮮やかなブロッコリーは、β-カロテン、ビタミン(ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE)や、食物繊維などを豊富に含む、栄養満点の万能野菜。最近では通年でスーパーに出回っており、サラダや炒めものにはもちろん、お弁当にも重宝します。寒くなるにつれて甘みが増し、10~3月までが旬です。

最終更新:2022.12.20

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる!食品保存辞典』島本美由紀著(講談社)

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