“Moon River”で知られるUSのシンガー、アンディ・ウィリアムスが死去
アンディ・ウィリアムスの62年作
『Moon River And Other Great Movie Themes』ジャケット画像
映画「ティファニーで朝食を」の主題歌“Moon River”のカヴァーなど、数多くのヒットを飛ばしたUSの大御所シンガー、アンディ・ウィリアムスが9月25日、ミズーリ州ブランソンの自宅で死去した。享年84歳。彼は膀胱がんを患い、闘病生活を送っていた。
27年にアイオワ州で生まれたウィリアムスは、地元の教会の聖歌隊で兄弟と共に歌い始め、8歳にしてプロ・デビュー。50年代にソロ・キャリアをスタートさせると、その甘い歌声で人気を博し、57年発表のシングル“Butterfly”は全米チャート1位を獲得。60年代から70年代にかけては、「酒とバラの日々」「ある愛の詩」「ゴッドファーザー」など、名作映画のテーマ曲を多数担当した。なお、これまでに発表したアルバムは18枚がゴールド、3枚がプラチナ・セールスを記録している。
また、米NBCで62年から9年間に渡って放送された音楽ヴァラエティー番組「アンディ・ウィリアムス・ショー」でホストを務め、日本でもNHKが放送。91年には〈NHK紅白歌合戦〉に出演し、“Moon River”を披露した。92年に自身の劇場〈ムーン・リヴァー・シアター〉をブランソンにオープンさせたほか、世界各地でも公演を行うなど、晩年まで精力的な活動を続けた。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
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