最後に絶望的な顔になった理由は……!? 言葉を理解するタヌキと拾い主の女性を描いたマンガ『雨と君と』が淡々と可笑しい

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雨の日にダンボールの中に入ったたぬきを「犬」として拾うマンガ『雨と君と』をTwitterで発表した二階堂幸さん(@nikaidooooooooo)。「かわいい」という声が多数寄せられていたほか「続きが読みたい」という反応もありましたが、このほど続編の『雨と君と 確定事項について』が公開されました。

Googleで「捨て犬 飼い方」で検索をする拾い主の女性。その間に、たぬきはダンボールを畳んでいます。器用!

トコトコ歩いてきて、ペンを出してテーブルに何か書こうとするたぬきに、ノートを渡して「紙に書いてね」という女性。素直になにか書き出したたぬきは……。

「ありがとう」と書いて、手形まで入れるたぬきに、「…芸達者なワンちゃんね」という女性。もはやこれはボケなのでしょうか……。そんな女性がたぬきに「それじゃあ」と伝えたのは……。

「明日は病院行って検査と予防接種ね」のひと言。たぬき、こころなしか悲壮感が漂う表情になっているのは気のせいでしょうか……。

二階堂さんによると、「二年ほど前に連載案として考えていたのですが、当時はボツにしてました。作業の合間の息抜きとして描いてみました」というこのマンガ。今回はやはり最後のたぬきの表情が印象的で「表情がないはずなのに感情が伝わってくる」「絶望顔(笑)」といった反応や、「擬音までも可愛い」といった感想が多数寄せられていましたが、「全く想像してなかったのでびっくりしました。リプライで可愛い犬や猫の写真を貼ってくれて、癒されています」とコメントしてくれました。

また、まだ謎が多い飼い主の女性ですが「反響が大きければ続きの漫画の中で描いていきます」とのこと。女性がどこまで「ワンちゃん」扱いをするのかを含めて淡々と描かれているのに可笑しいポイントが散りばめられており、今後が楽しみなマンガなのではないでしょうか。

二階堂さんは、2020年7月13日に短編集『ありがとうって言って』が講談社KC DXより刊行予定。7つの短編が収録されるとのことなので、こちらも注目です。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/nikaidooooooooo/status/1260736611395858432 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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