【衝撃】総合格闘技の試合でジャーマンスープレックスを決めまくる男“倉本一真”

kuramoto

ジャーマンスープレックスは相手を背後から抱え込み、そのまま体を後ろに反らせて投げ飛ばすプロレスの代表的なフィニッシュホールドの一つ。

まるで虹を架けるかの如く投げ飛ばすその様は見た目的にも美しいが、相手の技を受けるという暗黙の了解のあるプロレスらしい技。総合格闘技の試合ではなかなかお目にかかれない技である。
しかし、そんな総合格闘技のリングでジャーマンを決めまくる男がいる。
その男の名は「倉本一馬」(33歳)だ。
2018年11月に行われた行われた岩鬼戦(バンタム級 5分2R)では、1R序盤から相手をコントロール。試合開始後約1分で相手のバックを取り、そこからジャーマンスープレックスをなんと4連発!!最後には弱った相手に打撃を叩き込みKO勝利を収めている。

【プロフェッショナル修斗後楽園ホール大会】倉本一真 vs 岩鬼

倉本選手は2017年の修斗でプロデビュー以降、無傷の7連勝中。
この試合以外でも多くの試合でジャーマンを決めており、昨年行われた根津優太戦ではなんとジャーマンスープレックスを8発もお見舞いして勝利している。プロレスのリングに比べ格闘技のリングはマットが硬いので相手のダメージは相当なものだろう。さらに、プロレスラーと違いジャーマンの受け身を知らない総合の選手にとっては危険度も高い。
倉本選手のバックボーンはレスリング(グレコローマン)。得意技のジャーマンもレスリング時代の技術を活かしたものである
倉本選手は2012~14年の全日本選手権グレコローマン60・59kg級で優勝。2013年は世界選手権60kg級では7位入賞を果たす等、日本レスリング界のトップに君臨していた。
しかし、2015年の日本選手権で上位入賞を逃し、確実視されていたリオ五輪出場を逃している。その後、所属していた自衛隊をやめ総合格闘技に転向、快進撃を続けている。
スキンヘッドと殺し屋のような目付きの鋭さは、かつての山本“KID”徳郁を思い起こさせる。見た目もファイトスタイルもスター性抜群なので、RIZINなど大きな大会への参戦も期待したい。
ちなみに・・・
ジャーマンスープレックスを発明した“プロレスの神様”カール・ゴッチはドイツ出身ではなくベルギー出身である。
(written by 山崎健治)

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