キャストに志田未来・花江夏樹! 長編アニメ『泣きたい私は猫をかぶる』Netflixで全世界独占配信が決定

森見登美彦氏原作『ペンギン・ハイウェイ』を瑞々しく映像化して、第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞したスタジオコロリドの第二弾長編アニメーション作品『泣きたい私は猫をかぶる』が、2020年6月18日(木)よりNetflixで全28語で全世界独占配信することが決定となりました。

常に明るく陽気、空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる女子中学生・笹木美代の恋を描いた本作の監督は、『美少女戦士セーラームーン』『おジャ魔女どれみ』を手掛けた佐藤順一氏とスタジオジブリ出身で本作が初監督となる柴山智隆氏の二頭体制。脚本は『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』の岡田麿里氏という重厚な布陣で期待が高まります。

佐藤・柴山監督のコメントは、以下の通り。

監督:佐藤順一
『泣きたい私は猫をかぶる』は、タイトルにもあるようにお面をつけて猫に変身したり、猫だけが住んでいる猫島なんていうファンタジー要素もありますが、実はとても身近で日常の中に普通にある感情を描く物語です。
 主人公のムゲ、クラスメイトや家族、さらには猫島の猫たちなど、映画の中のキャラクターと出会う事で、自然と自分や周りの人の事をふと考え、親しいはずの人の知らない部分や本当の心に想いをはせる…そんな体験をしていただける映画になっているはずです。
 素敵な音楽やヨルシカさんの素晴らしい歌とともに、作品にこめた大切なものは配信でも届ける事ができると信じています。是非この機会に何度でもご覧頂ければうれしいです。

監督:柴山智隆
現在、多くの映画関係者の皆様が新型コロナウイルスによる影響を受けていることと思います。延期を決めたものの今も公開の目処が立っていない作品、撮影がストップしている実写の撮影現場も少なからずあるそうです。予定通りの公開が難しいと知らされたとき、この映画を必要としてくださる方々へ何としても届けたい、と思いを強くしました。
Netflixで配信させていただけることに感謝をしております。世界中の方々と同時に公開の瞬間を迎えられることが今は楽しみです。そして『泣き猫』がみなさんの日々の暮らしの一助になれたなら光栄です。一人でも多くの方にこの映画が届くことを願うばかりです。

ムゲ/笹木美代役には、アニメファンを公言してこれまでに『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』に出演している志田未来さん。志田さんはNetflixでの配信に寄せて、次のようにコメントしています。

志田未来(ムゲ/笹木美代、猫/太郎役)

この度、劇場公開からNetflix独占で配信されることが決定致しました。様々な作品が公開延期を決めている中、今作を楽しみに待ってくださっている皆様に無事にお届けできることが決まり、安心と嬉しさでいっぱいです。
外に出ることも難しく制限が多い生活の中、楽しい気持ちになれることの一つがエンターテインメントだと思います。そして、映画は観てくださる方がいて、本当の完成だと思っています。お届けする形は変わってしまいましたが、一人でも多くの方に観ていただきたいです。
最後に、今作は人の温かさや相手を想う気持ちがたくさん詰まった作品なので、皆様の心に少しでも癒しをお届けできたら嬉しいです。

ムゲが思いを寄せる日之出賢人役には『東京喰種』『鬼滅の刃』など多数の人気作に出演している花江夏樹さん。

花江夏樹(日之出賢人役)

日之出賢人役の花江夏樹です。この度、泣きたい私は猫をかぶるが劇場公開ではなくNetflixでの配信となりました。
映画館で観られないのは残念ですが、家の中にいる事が多い今の状況の中配信という形で皆様にお届け出来るのはいい事なのではないかと思います。
泣き猫は人と人の想いの大切さ、気持ちを伝えたり、一歩前に踏み出す勇気を感じる作品です。
大切な人を思い浮かべながら、幅広い世代の方に観て頂きたいそんな素敵な作品です。配信をお楽しみに!

このほか、ムゲを「猫」世界へと導く謎のお面屋・猫店主に山寺宏一さん、ムゲと日之出の担任教師におぎやはぎの小木博明さんと、スタッフ・キャストともに豪華な本作。俄然、初夏の配信が楽しみになってきました。

『泣きたい私は猫をかぶる』ストーリー

私はあなたの力になりたい。好きって言われたい―
笹木美代(ささき・みよ)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(ひので・けんと)へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。
それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。
実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。
普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。
猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。
ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…
このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる――
自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。

『泣きたい私は猫をかぶる』作品情報

配信日:Netflixにて、6月18日(木)より全世界独占配信 
作品ページ:netflix.com/nakineko
出演:志田未来・花江夏樹
   小木博明・山寺宏一
監督:佐藤順一・柴山智隆 脚本:岡田麿里
主題歌:「花に亡霊」ヨルシカ(ユニバーサルJ)
企画:ツインエンジン
制作:スタジオコロリド 
製作:「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

『泣きたい私は猫をかぶる』予告編 – Netflix(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=yuMTWa-7R-M [リンク]

『泣きたい私は猫をかぶる』公式サイト
https://nakineko-movie.com/ [リンク]

(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: https://note.com/parsleymood

TwitterID: ryofujii_gn

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