英国:新型コロナウイルスで大苦戦中のDeliverooに対するAmazonの投資を暫定的に容認

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英国の公正取引委員会(CMA)は、食品配送サービス「Deliveroo」へのAmazonからの投資を暫定的に容認しました。

多くの企業と同様に、Deliverooは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック下に苦戦しています。地元のスーパーマーケットから必要な食料品を届けるなど、いくつかのユニークな機会を創造している一方で、全体的なビジネスとしては多くの主要レストランが閉店しているため大苦戦しています。

CMAはプレスリリースで次のように書いています。

「Deliverooは危機の間に役立つ食料品の供給サービスを拡大することを追求しました。しかしこれらの販売は限られていて、レストラン事業の損失を埋め合わせてはいません。その結果、Deliverooは最近、CMAに、コロナウイルスのパンデミックのビジネスへの影響により、財政的に困窮しAmazonの投資がなければ市場から撤退することになることを知らせました。」

CMAは、Amazon自身がレストラン市場に再度参入し、市場の競争に害を与える可能性を懸念して、DeliverooへのAmazonの投資計画を調査していました。

前例のないパンデミックに遭遇し、CMAは現在、Deliverooがさらなる投資を獲得できない場合、完全に市場から撤退することを強いられると考えています。

「Deliverooの市場からの撤退は、追加資金の獲得ができなければ避けられないことです。CMAは、現時点ではAmazonだけが追加資金を喜んで提供するであろうと考えています。

コロナウイルスが発生する前に、Deliverooが他の資金源から追加の資金を確保することは可能だったかもしれませんが、パンデミックにより、Deliverooなどの初期段階にあるビジネスで利用できる資金は大幅に制限されてしまいました。」

Deliverooは英国における大きな市場シェアを占めており、このような困難な時期にも、人々へ食品や食糧を届け続けています。Deliverooが市場から撤退を余儀なくされた場合、英国でこの種の他のサービスはUber Eatsのみとなってしまいます。

(画像引用:https://deliveroo.com.au/about-us)

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