賛否両論の映画『Fukushima 50』 全国公開中も期間限定で有料ストリーミング配信

あの渡辺謙、佐藤浩市という日本映画を代表する豪華キャストが迫真の演技合戦を繰り広げる一方で、その演出や内容に賛否両論が巻き起こっている映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)が、期間限定で有料ストリーミング配信が決定しました。すでに開始しています。

▼映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編

2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生。そして福島第一原発事故。日本人、そして全世界が震撼した福島第一原発事故の関係者90人以上への取材を行ったジャーナリスト、門田隆将(かどたりゅうしょう)さんのノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)が原作の映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)が、全国公開中です。その描かれ方をめぐって賛否両論を激しく巻き起こしながら、公開から約1か月が経過。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の状況下、多くの映画館が営業を休止していることも重なり、期間限定で本作の有料ストリーミング配信が決定したそうです。

配信情報(*詳細情報は随時公式HPにて更新いたします。)
【配信形式】デジタルレンタル配信(TVOD)
【価格】1,900 円(税込)
【配信期間】2020 年 4 月 17 日(金)より随時開始、配信終了日は事態の収束をみて後日決定
【配信サービス】ミレール(お手持ちのムビチケ前売券(オンライン・カード)およびムビチケ当日券を使用しての視聴も可能です。),ニコニコ生放送,Amazon Prime Video,U-NEXT,ビデオマーケット,ひかり TV,GYAO!ストア,楽天 TV, ほか(予定)

なお、事態の改善と映画館の営業再開に合わせて、一部の映画館で上映の再開もあるそうです。購入したムビチケ前売券(オンライン・カード)およびムビチケ当日券は、再上映でも使用可能です。

9年前の東日本大震災および福島第一原発事故は国難レベルの危機でしたが、2020年の今、新型コロナウイルスの猛威も新たな国難といってよいでしょう。この時代を生き抜くためのヒントが、映画『Fukushima 50』にどれだけ含まれているかは、観る人の受け止め方に寄るところが大きいとは思いますが、9年前の事故を風化させず、今の自分たちに何ができるかを考えるという意味では、今の時期に観てもいい一作かもしれません。

(C) 2020『Fukushima 50』製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

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