【歴史的発見】地球から300光年離れた宇宙域に水の惑星発見か / USSヴォイジャーでも約100日かかる距離

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米航空宇宙局(NASA)があまりにも衝撃的な発見をした。地球から約300光年離れた宇宙域に、地球と同サイズの惑星「ケプラー1649c」が存在するのだが、そこに液体の状態で水が存在する可能性が高いというのだ。

・低温な赤色矮星を公転

いままでも水や生物が存在する可能性があると推測される惑星はいくつか報告されてきたが、ほとんどが確証するに欠ける惑星ばかりだった。しかし今回は約300光年の宇宙域で発見されており、かなり地球に近いうえに、半径サイズは地球の1.06倍であり、低温な赤色矮星(太陽系における太陽と考えて良い)を公転している。赤色矮星から降り注ぐ光量は、地球よりも75%ほどながら、じゅうぶん液体の水が存在しえるという。ちなみに、ケプラー1649cの付近にダイソン球らしき存在を探知したという発表はされていない。

・光の速さでも300年かかる計算

とはいえ、ケプラー1649cに液体の水が存在したとしても大気や液体が命を生むことが可能な成分かどうかは不明であり、今後、さらなる調査が必要とされている。しかし、比較的地球から近い場所にある惑星とはいえ、約300光年のかなたに存在する。光の速さでも300年かかる計算なため、そう簡単には調べることはできまい。

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・USSヴォイジャーでも約100日間かかる

伝説的SFドラマ「スタートレック:ヴォイジャー」に登場する惑星連邦宇宙艦隊所属のUSSヴォイジャーの通常巡航速度はワープ6~8とされており、もしワープ8なら光速の1024倍のスピードで航行可能だ。USSヴォイジャーでケプラー1649cに向かったとしても、メンテナンス時間も踏まえて約100~120日はかかる長旅になるだろう。

・いつか知的生命体とファーストコンタクト

2020年現在、おそらく地球からもっとも違い場所にある、水の惑星かもしれないケプラー1649c。いつしか人類がその惑星に降り立ち、知的生命体とファーストコンタクトをとることになるかもしれないが、きっとその夢は、我々の子孫に託すことになりそうである。……すでに惑星の知的生命体たちが滅びていなければ良いのだが。



もっと詳しく読む: 地球から300光年離れた宇宙域に水の惑星発見か / USSヴォイジャーでも約120日かかる距離(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/04/17/kepler1649c-variable-geometry-pylon/

Photo: NASA
執筆: Kelemane’s planet

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