チャットしている相手がAIと気付かなかった? テクノロジーの進化物語る安部コウセイさんのツイートが話題に
ロックバンドHINTOのボーカリストとして活躍する安部コウセイさんが、AIの進化にまつわるツイートをして話題になっている。
3月11日、安部さんは自身のTwitterを更新し、LINEチャットで業者とやり取りをしていて「丁寧な対応ありがとうございました」とお礼したところ、「申し訳ございませんその答えを持ち合わせておりません」と返信があり、そこで初めてこれまでAIとやり取りしていたことに気づいたというツイートを投稿。
https://twitter.com/kouseiabe/status/1237402882367840256
LINEのチャットで業者と故障関係のやりとりをしてて、相手がとても丁寧な対応をしてくれたので「丁寧な対応ありがとうございました」と言ったら「申し訳ございませんその答えを持ち合わせておりません」と返事がきて相手が人間じゃなくてAIだったとわかった時、頭の中で世にも奇妙な物語の曲が流れた— 安部コウセイ (@kouseiabe) March 10, 2020
AIの性能は日々めざましい進化を遂げているが、今やチャットでやり取りをする分には生身の人間と判別しにくいほどになっているようだ。安部さんのツイートはTwitter上で5000件以上リツイートされ、Twitterユーザーによる興味深い考察も寄せられている。
「別の事例ではAIの対応が酷いから人間に代わってくれといったら実は人間で恐縮したというのがあったり。
マニュアル化されて機械的な対応しかできない人間と、人間では及ばない速さや情報量で柔軟な対応が可能になっていくAI。まさに奇妙な世界ですね。相手がAIか分からないと、御礼や挨拶をする文化がすたれていくんじゃないかと危惧する意見があったけど。
身近にも、部下には命令口調で言いっ放しなのに、AIスピーカーにはお願い口調で気軽に御礼や挨拶も言う人がいたり。
すでに逆転現象が起きてる気もします。」
たしかに店舗や企業を訪れた際、PepperなどAI搭載ロボットが話しかけてくると気持ちがほっこりするし、安部さんが経験したように故障対応のチャットも経験の浅いスタッフよりAIのほうがよほど精度が良かったりする。
22世紀にはまだ遠いが、ドラえもんのような人型ロボットが登場する日は確実に近づいているに違いない。
※画像はTwitter(@kouseiabe)から引用しました
(執筆者: 中将タカノリ)
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