非常食におすすめの野菜加工品!トマト缶や切り干し大根の使い方
台風や地震などで住んでいる場所が大きな被害に見舞われるような非常時には、野菜不足になることもあります。そこで、そのまま食べられたり、温めるだけ、またはお湯をかけたりするだけで食べられる野菜加工品と、その調理法を紹介します。
野菜不足は体調不良の一因
避難中の食事で懸念されることのひとつが野菜不足で、便秘や体調不良になることもあります。万が一のときのために、常温でストックできる野菜のほか、野菜の缶詰や野菜ジュース、乾燥野菜などを用意しておきましょう。なお、緊急時でも温かい食事をとれるように、カセットコンロなどの熱源を確保しておくと安心です。
缶詰、フリーズドライなど野菜のおすすめ非常食
野菜が食べられる非常食と、簡単な調理法を紹介します。
●野菜の缶詰:トマト缶、コーン缶、ミックスベジタブル缶など
[調理法/野菜スープパスタ]
鍋にコーン缶、ツナ缶などとコンソメスープの素、水を入れて煮込み、半分に折ったスパゲティを加えて表記時間通り煮る。塩、こしょうで味を調える。
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水の量を減らしてトマト缶を加えると、トマトスープパスタにもなります。
●ジュース:野菜ジュース、トマトジュースなど
[調理法/トマトパスタ]
フライパンに分量の半分のトマトジュースと水、塩、油を入れ、煮立ったらスパゲティを半分に折って入れ、ふたをして5分煮る。これにコーン缶やツナ缶、残りのトマトジュースを入れ、汁気がなくなるまで煮込む。
●乾物:切り干し大根、乾燥ほうれん草、豆など
[調理法/切り干し大根のあえ物]
切り干し大根を洗ってぬるま湯に15分ほどつけて戻し、水気を切って2cm長さに切る。これを切り干し大根の戻し汁と醤油などを合わせた調味料とあえてから、ミックスビーンズなどを混ぜ合わせる。
●野菜のフリーズドライ
[調理法/野菜のフリーズドライ食品]
お湯を注ぐだけで、食材になります。
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フリーズドライ食品には、お湯がなくても水で戻せたり、そのまま食べられたりするものもあります。熱の影響を受けないため栄養価の損失が少なく、また軽いので、持ち運びに便利。常温保存もできます。
最後に
缶詰や野菜ジュース、乾物などを使って簡単にできる調理法を知っておきましょう。
最終更新:2020.03.11
文:アーク・コミュニケーションズ
写真:清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省
「特集1 非常食(3)」(野菜不足について)
「特集2 食材まるかじり」(フリーズドライ食品について)
愛知県江南保健所管内栄養士会、愛知県江南保健所「災害時にも使えるレシピ集」(缶詰とトマトジュースの調理例) 大口町ホームページ
精華町「切り干し大根と豆のピリ辛あえ」(切り干し大根の調理例)
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