「これ1貫10円なんだぜ?」新宿・歌舞伎町の「名前のない寿司屋」に行ってきた! 10貫食べても100円!

1皿100円の回転寿司ではだいたい1皿に2貫の寿司がのっています。1貫あたりの単価は50円ということになり、5皿食べると10貫で500円ということになりますよね。

これでも十分安いですが、なんと新宿・歌舞伎町には寿司を1貫10円で提供しているお店があるのをご存知でしょうか。

歌舞伎町「名前のない寿司屋」

その店の名は「名前のない寿司屋」。以前は代々木駅前に店を構えていたのですが、2017年の夏頃に歌舞伎町へと移転しました。

現在の場所は新宿東宝ビルの東側。「もうやんカレー 新宿東口店」の手前の細い路地を入ったところにあります。

路地の入口には看板も出ていました。「本日の超特価 ぶり1貫10円」の文字が踊っています。東京でも有数の繁華街である歌舞伎町に移転しても1貫10円のサービスを続けているのは本当にすごい!

歌舞伎町に移転してから「名前のない寿司屋」を訪れるのは今回がはじめて。久々に店内にも足を踏み入れてみました。

もちろん超特価の寿司以外もある

店内には座席はなくカウンター席のみで、10人も入ったらいっぱいになりそう。店の外には簡易的なテーブル席も用意されていました。

お品書きはすべて壁に貼り付けられていて、注文が入ると大将が1貫ずつ丁寧に握ってくれます。

超特価の寿司は1貫10円ですが、その他はいなりの1貫30円という価格が目立つくらいで、特別安いというわけではありません。超特価寿司で利益を見込めない分、ほかの寿司の価格で調整しているのでしょう。

また、超特価寿司をオーダーするにはドリンクを1杯注文しなければならず、一人あたり15貫までという上限もありました。さらにお通し代も300円必要になるため、超特価寿司を10貫だけ食べて100円で済ませる、なんていう極端なことはできないようになっています。

ぶり10貫と生ビールをオーダー

とはいえ、ある程度飲み食いをするつもりで利用するなら最高にお得であることは間違いありません。まずは生ビール(500円)を1杯とこの日の超特価寿司のぶりを10貫オーダーしました。

ドーンと登場したぶり10貫。ぶりは肉厚で弾力があり、シャリの握り加減も絶妙。こりゃあうまい。それなのに全部食べてもたったの100円。何も悪いことをしていないのになんだか申し訳ない気分になってきます。

寿司1貫がちゃんとボリューミーなので、ビール1杯とお通しも一緒に飲み食いしていると、ぶり10貫を完食するころにはそれなりにお腹も満たされてきます。

するとここで店員さんの動きが慌ただしくなってきました。どうやらぶりが完売してしまい、超特価寿司が急きょ「こはだ」に変更になったようです。

壁のお品書きも貼り替えられました。もちろんこはだになっても超特価寿司は10円!

こはだの定価は1貫120円なので、なんと一気に約92%オフです! 価格崩壊の極み!

通常価格でこはだを食べてしまっていた人には悲惨な仕打ちとなってしまいますが、ここまでぶりしか食べていなかった僕にとってはラッキーでしかありません。一人15貫までという上限にも達してしなかったので、追加でこはだを2貫オーダーすることにしました。普段は240円するのに、たったの20円で食べられるなんて!

こはだの味にも大満足。2貫を20円で食べておいて文句を言えるはずもありませんが、価格のことを考えなくても純粋においしくいただけました。

今回のお会計

ぶり10貫 100円
こはだ2貫 20円
生ビール1杯 500円
お通し 300円
小計 920円
消費税 90円
合計 1010円

合計1000円で収まるように飲食するつもりでしたが、別途消費税がついたため合計1010円という半端な金額になってしまいました。

寿司12貫とビールとお通しで1000円と聞くとお得感はやや薄れますが、機械などを使わず職人がきちんと握った寿司を食べているのに、寿司代はわずか120円+消費税だと思うとやっぱりおかしいですよね。

激安超特価サービスを続けるのは大変なことだと思いますが、少しでも長く続いてほしいお店のひとつですね。興味のある方はぜひ一度お試しを。

店舗情報

名前のない寿司屋
東京都新宿区歌舞伎町1-12
営業時間:17時~翌2時
定休日:無休

(執筆者: ノジーマ)

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