人々の存在に連動して変化する光のアート、「チームラボ 栗林公園 光の祭」開催中
水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water
teamLab, 2019, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
「チームラボ 栗林公園 光の祭」が、香川県・栗林公園にて開催中。会期は、3月8日まで。栗林公園は、国の特別名勝に指定された江戸初期の回遊式日本庭園。一歩歩くごとに風景が変わり、「お庭の国宝」ともといわれるこの美しい公園が、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変わる。
展示しているアート作品は全8作品。
水面にベネチアン・グラスのランプを浮かべた「浮遊する呼応するランプ – ワンストローク」は、人がランプの近くで立ち止まるか、風に吹かれて傾くと、強く輝き音色を響かせる。ランプの光は隣のランプに次々伝播し、音色を響かせながら連続。全てのランプに伝播し、池の中央に浮かぶ島の「生命は連続する光」へと繋がっていく。
涵翠池の島や周りの木々や岩が光り輝く「生命は連続する光」もまた、音色を響かせながら隣の木々や岩を伝い連続していく。
光の「ovoid(卵形体)」によって埋め尽くされた「自立しつつも呼応する生命の森」は、人々が「ovoid」をかき分けたり、叩いたりすると色が変化。色ごとに異なる音色を鳴らす。1つ色が変わると、その周りの「ovoid」も連動して同じ色へと変化し同じ音を響かせるのが特徴だ。
「増殖する生命の石壁 – 紫雲山」は、紫雲山の石壁に、花々が永遠に咲いては散っていく1年間の様子を、1時間で描き出す作品。コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けているため、常に変容し続けている。
その他、「水面にたちつづける呼応する生命」や「浮遊する、呼応する球体」、それらの光に呼応して色を変え、音色を鳴らす「呼応する木々」など、自然の造形や環境を生かしたインタラクティブアートが楽しめる。
呼応する木々 / Resonating Trees
teamLab, 2014, Interactive Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi
チームラボ 栗林公園 光の祭
会期:2020年1月25日(土)~2020年3月8日(日)
時間:18:30~21:30 ※最終入園21:00
定休日:水曜日
会場:香川県・栗林公園
住所:香川県高松市栗林町1-20-16
※会場に駐車場なし。
※付近の道路への違法駐車・近隣商業施設への駐車など、近隣の迷惑になる行為は禁止
※会場内には一部階段や段差、未舗装のエリアあり。
※悪天候等の場合は開催を中止する場合あり。
チケット販売:チームラボ公式チケットサイト、eプラス、セブン-イレブン、ローソン 他
※会期中は会場でも販売。
価格:
・大人(18歳以上) 1,500円、小中高生 500円、未就学児 無料
【問い合わせ先】
チームラボ 栗林公園 光の祭 運営事務局
TEL:087-831-4449(平日10:00~18:00)
https://www.teamlab.art/jp/e/ritsuringarden
都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。
ウェブサイト: http://www.neol.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。