妊娠中にカップルで楽しむ、最後の大人旅行「ベイビームーン」を知っていますか?

access_time create folder生活・趣味

ベイビームーンとは?


バタバタしたり準備に追われ大忙しだった結婚式の直後に、夫婦ふたりだけでやっとのんびりとした時間を楽しむ、そしてこれからの結婚後の人生について改めて幸せを噛み締めるための旅がハネムーンですが、では「ベイビームーン」ってどんな旅?

ベイビームーンとは、妊娠中のカップルが赤ちゃんが産まれ子育てに追われる前に、二人だけの時間をのんびり楽しむ旅行のことです。また、一人目の妊娠に限らず、二人目を迎えるカップルが一人目のお子さんを連れてリフレッシュの旅に出ることもベイビームーンと呼びます。

欧米ではとても一般的で、最近ではイギリスのヘンリー王子とメーガン妃がオーストラリアのリゾート地でのんびりとベイビームーンを楽しんだことが知られています。日本でもここ数年、マタ旅(マタニティ旅行)、プレママ旅などの宿泊プランを提案するホテルや旅館も増えてきています。

いつ行く?


妊娠中に楽しむ旅行のため、妊婦さんの体調が最優先! そのため、お医者様とも相談の上、通常は安定期と呼ばれる13~28週(4~7か月)に楽しむことが一般的です。28週以降だと乗船が認められないクルーズ船や、医師からの診断書などの書類が必要な航空会社も多いためチェックが必要です。また、マッサージやトリートメント付きのベイビームーンパッケージでは、12週以下の場合トリートメントが受けられないというようなこともまれにあるので要チェックです。

どこに行く?


筆者の住むイギリスで人気のベイビームーンの行先はこちら。
・コッツウォルズ地方や湖水地方のようなイギリス国内のカントリーサイドのコテッジでのんびり大自然を満喫
・ユーロスター、もしくは飛行機で2時間程度で行けるヨーロッパの世界遺産都市でのシティブレイク
・スペイン、ポルトガルなど暖かい近隣の国でのビーチホリディ

どの旅にも共通して言えることは、ヨーロッパ内は海外とはいえ、飛行機や電車で2時間程度で時差がほとんどないため、体に負担がかからない近郊であること。そして、カップルでのんびりとリフレッシュするための旅なので滞在型が基本です。パリやローマなどのシティブレイクの場合でも、観光を詰め込まずのんびりと街歩きやカフェ巡りを楽しみます。


日本では、妊娠中の温泉に抵抗が少なくなってきたことも手伝って、プレママ向けのおすすめプランがある温泉旅館でしっぽり、というのが人気です。

妊婦さんの体調を最優先に。準備の際、気を付けること。


ベイビームーンの成功の秘訣は、旅のスケジュールは詰め込まず余裕をもつこと! また、万が一体調が万全でないときのことを考慮して、キャンセル、もしくは日程の変更しやすいプランを選ぶのがお勧めです。

もし、海外に行く場合は旅行保険を忘れずに準備しましょう。国内では保険証、母子手帳を必ず持参し、近くの医療機関のチェックもしておくと安心です。また、滞在先のホテルや旅館にひとこと伝えておくと、夕食に生ものを避ける、禁煙ルームを確保してくれるなど、配慮してくれるところも多いかと思います。

ベイビームーンも旅のスタイルのひとつ

旅にはさまざまなスタイルがあります。一人旅、バックパック、ハネムーン・・・。ベイビームーンは「妊婦さんのためだけの旅」ではなく「もうすぐ赤ちゃんが産まれてくるカップル(と家族)のための旅」です。妊婦さんの体調がもちろん最優先ですが、赤ちゃんの到着を心待ちにしつつ、のんびりと夫婦や家族の時間を楽しむ、新しいタイプの旅の楽しみ方がすこしずつ定着してきています。

[All photos by Shutterstock.com]
妊娠中にカップルで楽しむ、最後の大人旅行「ベイビームーン」を知っていますか?

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 妊娠中にカップルで楽しむ、最後の大人旅行「ベイビームーン」を知っていますか?
access_time create folder生活・趣味
local_offer
TABIZINE

TABIZINE

TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。

ウェブサイト: http://tabizine.jp

TwitterID: tabizine_jp

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。