Samsung、Galaxy S20 / S20+ / S20 Ultraを発表、3月6日より順次発売
Samsung は米国時間の 2 月 11 日に Galaxy S20 シリーズを含む新製品を一挙に発表しました。
この日、Samsung が発表したのは Galaxy S シリーズの正当な後継モデルとなる Galaxy S20 と Galaxy S20+、初登場の超大画面モデル Galaxy S20 Ultra、フレキシブルディスプレイを採用して本体を折り畳めるようにした Galaxy Z Flip と Galaxy Z Thom Pro、そして、ワイヤレスイヤホン Galaxy Buds+ を同時に発表しています。
本記事では Galaxy S20 / S20+ / S20 Ultra に絞って製品をご紹介します。
現時点で Galaxy S20 シリーズは 3 モデル展開です。
いずれも Galaxy Note 10 のようなほぼフルスクリーンの筐体デザインを採用しており、大画面ながらコンパクトなサイズの Android スマホとなっています。
サイズは、Galaxy S20 が 151.7 x 69.1 x 7.9mm / 163g、Galaxy S20+ が 161.9 x 73.7 x 7.8mm / 186g、Galaxy S20 Ultra が 166.9 x 76.0 x 8.8mm / 220g です。
3 モデル共通の特徴としては、120Hz のリフレッシュレートに対応した滑らかディスプレイの搭載、5G のサポート、AI 融合によりさらに進化したカメラ、8K 動画の撮影と YouTube への直接アップロードのサポート、Google との連携によるフル HD の Duo ビデオ通話のサポート、最大 25W(S20 / S20+)/ 45W(Ultra)の急速充電、Dolby Atmos をサポートしており、AKG の技術を取り入れた高音質ステレオスピーカーの搭載、新しい One UI 2 の導入などが挙げられます。
ちなみに、Galaxy S20 シリーズは Android 10 を OS として採用しています。
ディスプレイは、Galaxy S20 が 6.2 インチ、Galaxy S20+ が 6.7 インチ、Galaxy S20 Ultra が 6.9 インチで、解像度はどれも同じ 3,200 x 1,440 ピクセルです。
また、HDR10+ の HDR 規格をサポートしており、120Hz のリフレッシュレポートをサポートしています。
リアカメラはトリプルレンズ構成となっており、メインカメラには歴代の Galaxy 史上最大サイズのイメージセンサーが使用されています。
おそらく Galaxy S20 で最も進化したのはカメラでしょう。
Galaxy S20 シリーズでは AI ベースの機能として、最大 3 倍または最大 10 倍の超解像ズームが可能になりましたし、通常の手ブレ補正に加えてカメラの不意な回転も抑制する Super Steady 手ブレ補正機能とモーション解析技術によって動きの激しい被写体でもバッチリ捉えることができます。
また、複数のカメラで一度に撮影し、写真や動画のどちらでも後からフォーカスを調整したり画角を変えることも可能になっています。
8K 動画撮影のサポートも大きいですよね。
普段、8K で動画を視聴することはないと思いますが、8K 動画は 2 倍拡大してもまだ 4K、4 倍拡大してもフル HD の動画として扱えるので、小さく映った被写体でも相当拡大できます。
リアカメラのレンズ構成は、「超広角」120 度 F2.2 1,200 万画素、「広角」79 度 F1.8 1,200 万画素(スーパースピード Dual Pixel AF、光学手ブレ補正)、「望遠」76 度 F2.0 PDAF 6,400 万画素(光学手ブレ補正)という内容です。
Galaxy S20+ はこれに Depth View カメラが付き、Galaxy S20 Ultra は少しカメラスペックが異なります。
リアカメラのメインは「望遠」です。
機械的にズームする仕組みではないものの、AI によって最大 3 倍まで画質劣化なくズームできるとされており、これはいわゆる「超解像ズーム」なのですが、Samsung ではこれを「すスペースズーム」と呼称しています。
また、画質の劣化は伴うものの、最大で 30 倍まで拡大できます。
Galaxy S20 Ultra の場合、「広角」カメラの画素数は 1 億 800 万画素、「望遠」カメラの画素数は 4,800 万画素です。
スペースズームは最大 10 倍、デジタルズームだと最大で 100 倍まで拡大できます。
フロントカメラはデュアルピクセル AF 対応の 1,000 万画素(Galaxy S20 / S20+)/ 4,000 万画素(Galaxy S20 Ultra)を搭載しています。
Galaxy S20 シリーズは LTE モデルと 5G モデルの 2 種類に分かれており、それぞれでメモリ構成が異なります。
5G モデルというのは、従来の NSA モードだけでなく、SA モードもサポートする他、国別・キャリア別の 5G ネットワーク状況に応じて低周波(Sub-6)と超高周波(mmWave)の帯域もサポート可能なモデルとなります。
なお、Samsung の地元韓国で販売される Galaxy S20 は全て 5G モデルです。
チップセットは 7mm プロセスの 64bit オクタコアプロセッサですが、例年通り Exynos チップを用いたものと Snapdragon チップを用いたものが用意されています。
メモリ構成は、5G モデルが 12GB LPDDR5 RAM + 128GB ROM(S20+ はさらに 256/512GB も選択可能)、LTE モデルが 8GB LPDDR5 RAM + 128GB です。
Galaxy S20 Ultra のメモリ構成は、5G モデルが 16GB LPDDR5 RAM + 512GB ROM、LTE モデルが 12GB LPDDR5 RAM + 128/256GB ROM となっています。
バッテリー容量は、Galaxy S20 が 4,000mAh、Galaxy S20+ が 4,500mAh、Galaxy S20 Ultra が 5,000mAh で、上記のように急速充電に対応する他、Fast Wireless Charging 2.0 にも対応しています。
また、Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5、NFC、MST、USB Type-C、超音波タイプの指紋リーダー、顔認証機能などにも対応しています。
カラバリは、Galaxy S20 がコズミックグレー、クラウドブルー、クラウドホワイト、クラウドピンク。
Galaxy S20+ がコスミックグレー、クラウドブルー、クラウドホワイト、オーラレッド、オーラブルー。
Galaxy S20 Ultra がコスミックグレーとコズミックブラックとなっています。
Galaxy S20 シリーズは海外において 3 月 6 日より販売がスタートします。
Source : Samsung
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