すべて2,000円以下!インテリアバイヤー&低山トラベラーに聞く最強の旅グッズ
旅はアイテムを選ぶ時間も楽しいもの。ただ、本格的なものはそれなりに値が張ってしまうのも事実です。そこで、びゅうたびでおなじみのインテリアバイヤーの早川七実さん、低山トラベラーの大内征さんに、2,000円以下で手に入るこだわりの旅グッズを聞いてみました。
使い慣れたアイテムでリラックスした旅に
旅のアイテムは、軽くてかさばらないものを選びたいという方が多いのでは。バッグやスーツケースへ出し入れする頻度も多いため、壊れにくい点もポイントです。
それに加えて、いつもと違う環境の中で自分らしく過ごせるようなアイテムがあれば完ぺき。そんなわがままを叶えてくれるものはあるのでしょうか。
まずは、インテリアバイヤーの早川七実さんにお聞きしました。
旅グッズの選び方
まずは、旅行用のアイテムを選ぶ基準を教えてください。 早川:万が一なくしたり、破損したりしても後悔がないように、高額なものは選びません。また、華美なデザインだとかさばるものもあるので、あくまでも実用性を重視してシンプルなものを選びますね。インテリアバイヤーが選ぶ旅グッズ3選
早川さんが思うコスパもセンスも良い旅グッズを教えてください!早川:無印良品のパラグライダークロスシリーズは、発売当初からリピートしています。パラグライダーに使われる薄くて丈夫な素材で作られていて、とにかく軽い!
パラグライダークロスたためる仕分けケース・ダブルタイプ
早川:たためる仕分けケースは、表面がメッシュになっているので中に何を入れたかが一目瞭然。巾着タイプも便利で、主に旅先での履き替え用の靴を入れるのに使っています。
パラグライダークロスたためる巾着
早川:上品なレストランや、偉い人に取材するときのために、履き替え用の靴は欠かせません。他にも、細々したものを入れるのに重宝しています。 こんなに薄くて軽いなんて驚きです! 他にもお気に入りのグッズはありますか?早川:サーモスのマグを必ず持っていきます。
サーモス 真空断熱マグ 280ml ブラック
早川:旅先ではなるべくリラックスしたいので、お気に入りのお茶を部屋で飲むことが多いんです。タンブラーや他の保温系のマグも試しましたが、持ちやすさ、保温性、携帯性が一番ぴったりで、長年愛用しています。旅グッズを買うのにおすすめの店は?
よく利用しているブランドやお店などはありますか? 早川:やっぱり無印良品の製品は、シンプルで使い勝手も良いのでいつもチェックしています。家に忘れ物をしても、旅先や駅ビルなどで手に入りますし、愛用のものが全国どこでも手に入るのは嬉しいですね。アウトドアではとにかく軽くて丈夫なものを
登山やキャンプなどのアウトドアでも、コンパクトな旅グッズが必須。非日常を味わう空間だからこそ、特別なもので揃えてみては?
次は、日本中の低山里山を歩いてきた低山トラベラーの大内征さんに、お気に入りの旅グッズを伺いました。
旅グッズの選び方
登山などアウトドアの旅となると、普通の旅行とアイテムの選び方も違ってくるのでしょうか? 大内:ザックを背負った時に両手が使えること、携帯がしやすい、それと壊れにくさは特に重要。野外で使用するので、簡単に使えるものも高評価ですね。 好きなデザインのものはありますか? 大内:登山道具やキャンプギアはデザインが秀逸なものが多く、いつ見ても心が弾みますね。普段は白や黒などモノトーンアイテムを身につけることが多い人も、山ではあえてカラフルで発色が良いものを選ぶといいと思います。 グッズで非日常を味わえるのもポイントですね。低山トラベラーが選ぶ旅グッズ3選
大内:外出時にいつも持ち歩いているのが、CHUMS(チャムス)のボトルクリップ。
CHUMS ボトルクリップ
大内:使い方は、飲み口にカチッとはめるだけ。クリップ部分をザックやサコッシュのベルトに引っ掛けるだけで携帯できます。 金属だけどとても軽くて頑丈なんですね! これが440円というのは驚きです。大内:ボトルは、軽くて丈夫なナルゲンのプラスチックボトルを使っています。自分らしい使い方ができるのが気に入っていて、僕の場合は行動食としてドライフルーツとナッツを入れています。
行動食のナッツを入れるのもおすすめ
キャンプの時には、沸かしたお湯を入れて湯たんぽにすることも。カラーとサイズが豊富なので、収集欲も満たしてくれます。
普通に水筒として使うだけでなく、色々な使い方があるんですね! 他におすすめアイテムはありますか?大内:ふたつのサックがひとつのポーチになった、グラナイトギアのエアペアーです。細かく分散してしまいがちなものをまとめるのに使っています。
グラナイトギア エアペアー
大内:片方にポケットティッシュやウェットティッシュを、もう片方にポリ袋やジップロックを入れています。飴やコーヒー、紅茶などを収納するのにも便利。アイマスクや耳栓などの快眠グッズを入れてもいいですね。 日焼け止めや虫よけグッズなどを入れるのにもよさそうです。色別に分けられるのも良いですね。旅グッズを買うのにおすすめの店は?
グッズは、やはり登山道具の専門店などで購入することが多いのでしょうか。 大内:専門店で購入することが多いですね。モンベルは品ぞろえもコストパフォーマンスも超優秀。100円ショップやホームセンターの日用雑貨も使えますよ。最近では、アウトドアが好きで「あったらいいな」というアイテムを小ロットで生産するガレージブランドや、レアな海外ブランドを扱ったりしている個人経営のお店が増えています。やや値は張りますが、思わぬ発想をしているアイテムを探すのは楽しいですし、安くて便利なアイテムと組み合わせてみるのもおすすめです。アイテムをお店で「宝探し」するのも登山のうち。安くて良いものがたくさんあるので、ぜひ探してみてください。アウトドアアイテムは、日常や災害時でも使えますしね。
お気に入りのグッズを持って旅に出かけよう
今回紹介したものは、すべて2,000円以下で手に入る安価でこだわりの詰まったものばかり。旅グッズに困ったときは、ぜひ参考にしてみてください。
掲載情報は2020年2月10日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
教えてくれたびゅうたびライター
早川七実
「良質なモノと人を繋ぐ」をコンセプトに世界をフィールドに活躍。ファッションから雑貨、食、旅など、ライフスタイルにまつわる商品の買い付けや、新規ブランドの立ち上げ、新商品の企画開発など、ブランドのクリエイティブディレクターを務める傍ら2018年にスタートした、世界各地の手仕事の雑貨を集めたショップ「SØMME」を運営中。
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大内征
低山トラベラー/山旅文筆家。物語の残る低山里山、ただならぬ気配を感じる山岳霊峰を歩き、日本のローカルの面白さを探究。ピークハントだけにとらわれない、知的好奇心をくすぐる山歩きを各地に求めながら、文筆と写真と小話でその魅力を伝えている。 NHKラジオ深夜便「旅の達人~低い山を目指せ!」で毎月レギュラー出演中。NHK Eテレ『趣味どきっ!』やBS日テレ『低山トラベラー』では山の案内人、自由大学「東京・日帰り登山ライフ」では教授等、イベント登壇や教養講座の講師、地域活性などの領域で活動中。著書に『低山トラベル』『とっておき!低山トラベル』(二見書房)がある。
Twitter:https://twitter.com/seibouz
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