ウチの高校もヒドイいじめだらけだったけど先生は放置だったしいじめっ子の進路ばかり気にしていたなあ

ウチの高校もヒドイいじめだらけだったけど、先生に言ってもほとんど相手にされずに放置だったので、その時の様子を語ろうかと思います。10年以上前の話ですけどね。ウチの高校は女子生徒もいたけどほとんどが男子生徒で、半分くらいの生徒が進学する感じの高校でした。

いじめる生徒は不良タイプと肉体派タイプがあって、その双方がグループになって弱い者いじめをしていました。不良タイプはヤンキーとかツッパリとかそういうタイプですね。肉体派タイプはボクシングとか空手とかそういうのが得意なタイプで部活でも活躍している感じです。

いじめのターゲットになるのは、弱い感じのやせているタイプの男子生徒でした。逆に太っていてノソノソと動くタイプの男子生徒もいじめのターゲットになっていました。例えばこんな感じのいじめがありましたよ。

<殴る蹴る>
これはいじめの基本でした。殴ったり蹴ったりする理由はムシャクシャするから。腹にパンチすることもありますが顔面が多かった気がします。とりあえず顔を見たら殴っとくという感じですね。

<パンを買いに行かせる>
パンとかジュースを買いに行かせるのは日常茶飯事で、これはいじめのうちに入らないほど生やさしい部類のいじめです。

<気絶させる>
首を絞めて気絶させるいじめはよくありました。気絶するとけいれんするので、いじめっ子たちはその様子を見て楽しんでいる感じでしたね。何度か意識が戻らないこともあったようですが、そんな事があってもこのいじめは続きました。

<弁当を横取りする>
昼の時間にいじめられっ子の弁当を取り上げていじめっ子たちが食べたりしていました。

<弁当を余計に作らせる>
いじめられっ子の母親にいじめっ子の分の弁当を作らせているいじめっ子もいました。おにぎりを余分に作って持ってくるパターンが多かったように思います。いじめられっ子の母親は、自分の息子が多く食べるようになっただけと思っていたでしょう。

<物を盗む>
いろんなものがなくなりました。いじめられっ子がターゲットになって、あらゆるものが盗まれました。盗んだ犯人は一目瞭然ですが、怖くていじめっ子は文句を言えません。

<お金を盗む>
お金がなくなることはいつもの事だったので、いじめられっ子じゃなくても余計なお金を学校に持っていかないようにしていました。

<恐喝する>
お金を持ってくるようにいじめっ子がいじめられっ子に恐喝していた事が多々ありました。

<いじめられっ子にいじめられっ子をいじめさせる>
弱い者に命令して弱い者をいじめさせることがよくありました。あいつを殴ってこいとか、物を盗んでこいとか、そういう命令をしていじめっ子がいじめられっ子をコントロールしていました。

私だけでなく、他の生徒も先生に話してこの地獄のような状況を学校側に伝えていました。しかし先生は「やめとけよ」程度しかいじめっ子に言わないし、先生に言ったとなると、いじめられっ子が疑われて、いじめっ子から激しい暴力を受けることがありました。教室で堂々と仕返しをするのです。

そういえば、マジギレしたいじめられっ子がいて、いじめっ子と殴り合いになったことがありました。しかしいじめっ子は強いので暴力では絶対に負けません。教室の生徒たちは騒然となりました。そこを先生が目撃したのですが、先生は信じられないことをいじめっ子に言いました。

「お前大学に行きたいんだろう? こんなことしたら行けないぞ」と言ったのです。ボコボコにされているいじめられっ子の心配ではなく、いじめっ子の進路の心配をしたのです。そう言って先生は立ち去りました。いじめられっ子も、私も他の生徒も呆然です。

さすがに私もこの高校はヤバイと感じた瞬間でしたね。いじめられっ子にとっても地獄だと思いますが、何を言っても意味がないこの高校に通っている生徒たち全員が地獄でした。こういう状況の中学校や高校は多いと思います。

※この記事は、ゴールドラッシュの「pinky」が執筆しました。[リンク]

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