ゲームユーザーがこれからの国内ゲーム業界に対して期待していないと言う結果が
ゲームユーザー向け『Facebook』ページを運営する『Game club jpn』からテレビゲームユーザーを対象としたアンケート調査結果が送られてきた。調査データは次のような物になる。
・最近のゲームに対する印象
・好きなゲームのジャンル
・これからの日本ゲーム業界を天気に例えると
・これからの海外ゲーム業界を天気に例えると
・ゲームは日本が世界に誇れる産業だと思いますか?
・海外のゲームソフトと日本クオリティ差
・ゲームが自身の生活に与える影響
・ゲームが若い人に与える影響
・2011年に購入したゲームソフトの数
・過去1~2年でゲームソフトの購入本数変化
・最新のゲームの情報の入手経路
・最近のゲームソフト購入に際し、参考になった情報
(その他)
以上のような数多くの項目のゲームに関するアンケートが集められたのだが、今回はその中でも気になる「これからの日本ゲーム業界を天気に例えると」、「これからの海外ゲーム業界を天気に例えると」という2項目に焦点を当ててみたい。まずは「これからの日本ゲーム業界を天気に例えると」というアンケートだが、こちらのアンケートを見てみると、「晴れ時々曇り」、「曇り」、「曇り時々雨」、「雨」、「暴風雨」という悪天候の回答が大半を占めており、71%のゲームユーザーが曇り以上の悪天候回答をしたことになる。
では海外ゲーム業界はどうだろうか? こちらは日本とは異なり曇り以上の回答者が44%と過半数以下にとどまっている。日本のゲーム業界はこの先曇り空なのだろうか? しかし次の「ゲームは日本が世界に誇れる産業だと思いますか?」という質問では「強くそう思う」、「そう思う」、「少しそう思う」と答えている人がほとんどで、「思わない」と回答したのはわずか10%であった。日本のゲーム業界は技術的には海外のゲームデベロッパーに抜かれてしまってはいるが、世界に誇れる物だという認識がまだあるのだろう。
最後に「海外のゲームソフトと日本クオリティ差」の項目では「日本をわずかに超えている」、「日本をはるかに超えている」と答えた人が会わせて64%もおり、日本のゲームクオリティは海外に負けていると思っているユーザーが大半のようだ。
しかし日本のゲーム開発会社も徐々にHDゲーム機に追いついてきており、多額の予算をつぎ込んだゲームもリリースされてきている。海外は『Call of Duty』のようにハイクオリティなゲームを複数の開発スタジオが担当することでハイペースに毎年リリースできるが、日本は数多くの開発スタジオを抱えられるパブリッシャーが少なく、数年に一本出せれば良い方だろう。
今回はこのように日本のゲーム業界と海外のゲーム業界に関するアンケートを紹介したが、引き続き『Game club jpn』集計のゲーム関連アンケートを今後も紹介するぞ。
<調査概要>
実施期間 : 2012年7月3日 ~ 2012年7月23日
回 答 数 : 1279 (次ページ以降、“n”の記載がない限りこの回答数が“n”となります。)
調査方法 : インターネット調査
告知方法 : TVゲームの情報を主に扱うWebサイト、ブログ、Twitterユーザー
対象対象 : 全国のTVゲームが“好き”と答えたユーザー
備 考 : 同一PCからの複数回答不可。
特に記載のない限り“ゲーム”とは“家庭用ゲーム”を指します。
アンケート協力:Game club jpn
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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