[ネギの種類]焼き物から鍋物まで、料理で品種を使い分けよう!

[ネギの種類]焼き物から鍋物まで、料理で品種を使い分けよう!

ネギには根元の白い部分が長い「根深ネギ(白ネギ・長ネギ)」と、青い部分が長い「葉ネギ(青ネギ)」があり、関東では主に根深ネギ、関西では葉ネギが主流です。それぞれの主な品種とおすすめの調理法を紹介します。

根深ネギの特徴と主な品種

根深ネギは、関東の需要が大きく千葉県や埼玉県、茨城県で多く生産されています。

[特徴]
冬になると甘みが増し、加熱するとトロっとしてさらに甘くなります。

[おすすめの食べ方]
・鍋の具材
・焼きネギ
・酢みそであえた「ぬた」

[主な品種]

●下仁田ネギ

下仁田ネギは太くて短く、肉質はやわらかい

群馬県下仁田町特産の一本ネギ。丈が短く、太くてずんぐりとした姿が特徴。上州ネギ、殿様ネギと呼ばれることもあります。肉質がやわらかく、加熱すると甘みが出ます。

●深谷ネギ

深谷ネギは白くてやわらかい

埼玉県深谷市周辺で栽培されている根深ネギの総称で、秋冬ネギの代名詞として知られています。白くてやわらかく、糖度が高いのが特徴です。

●平田赤ネギ

平田赤ネギは根本が赤く、加熱すると甘みが出る

山形県酒田市で栽培されている伝統野菜。根元が鮮やかな赤い色をしていて、生だと辛みがありますが、加熱すると甘みが出てきます。

●リーキ

リーキは西洋種で、葉鞘部が太い

ポロネギとも呼ばれる西洋種。葉鞘部が太いのが特徴です。熱を加えると甘みが出るので、グラタンや煮込みに適しています。

葉ネギの特徴と主な品種

香川県や徳島県、大阪府の生産シェアが多く、関西でネギと言えば、葉ネギをさします。

[特徴]
緑の色が濃く、香りが高いので、薬味として重宝されています。

[おすすめの食べ方]
・お好み焼きのキャベツの代わり
・鍋物
・丼物

[主な品種]

●九条ネギ

九条ネギは京都の特産で、甘くやわらかい

京都の特産で、葉ネギの代表格。ぬめりが多く、甘さとやわらかさが特徴です。1本の茎から5~6本枝分かれしており、茎と葉の両方を食べます。

●博多万能ネギ

博多万能ねぎは葉ネギを若採りした小ネギのブランド

九条系の葉ネギを若採りした小ネギのブランド。やわらかく鮮やかな緑が特徴です。

最後に

上記以外にも、全国各地にさまざまな種類のネギが伝統野菜として残っています。料理に合わせて品種を使い分け、ネギのおいしさを存分に味わってください。

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[ネギ]生でも焼きでも!ネギの選び方&切り方&保存方法

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本来、関東では白い部分を食べる「長ネギ(根深ネギ・白ネギ)」、関西では緑の葉の部分を食べる「青ネギ(葉ネギ)」が主流ですが、現在ではどちらのネギも地域を超えて流通しています。薬味など、生で使うとネギ本来の辛味や香りが活き、焼く・煮るなどの加熱調理をすると辛味が消えてマイルドな甘みが生まれます。

最終更新:2020.01.15

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)

出典:
JA山口県 山口県の農業 ねぎ(ねぎの調理法)
独立行政法人農畜産業振興機構「野菜ブック」(ねぎ)

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