お小遣い制って恐ろしい。。。。 日本女性の誤解論
今回はwasting time?さんのブログ『ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」』からご寄稿いただきました。
お小遣い制って恐ろしい。。。。 日本女性の誤解論
日本は男尊女卑で。。。日本の女性は欧米に比べて差別されている。だのなんだのと言う人は多い。本当にそうなのだろうか?僕にはとてもじゃないがそうは思えない。そもそも昔から日本の女性がそれほど差別され虐げられてきたかといえばそうではないだろう。たとえば、ルイス・フロイスの著書『ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫) 』*1 にはこんな記述がある。
*1:ヨーロッパ文化と日本文化 ルイス フロイス著、 岡田 章雄訳注
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4003345916/
ヨーロッパでは女性が葡萄酒を飲むことは礼を失するものと考えられている。 日本ではそれはごく普通のことで、祭りの時にはしばしば酔っ払うまで飲む
ヨーロッパでは妻は夫の許可が無くては、家から外へ出ない。 日本の女性は夫に知らせず、好きな所に行く自由をもっている。
ヨーロッパでは普通女性が食事を作る。日本では男性がそれを作る。そして貴人たちは料理を作るために厨房に行くことを 立派なことだと思っている。
ヨーロッパでは財産を夫婦間で共有しているが、日本では各人が自分の分を所有している。ときには妻が夫に高利で貸し付ける
まあ、この記述がどの程度まで真実かはわからない。特殊な例を書いただけかもしれないし、他の部分では日本の女性のほうが抑圧されていた可能性もある。が、江戸時代にも女性だけで旅に出たなどとの記述もあるし、結構気楽に色々と恋愛や生活を楽しんでいる女性の話はよく聞く。
もちろん、現代とは比べられないかもしれないが女性は多くの現代人が思うよりはより楽しく過ごしていたのではないだろうか?そして尻に敷かれていた男性は多かったのかもしれない。実際、男性は女性の労働力を頼りにせざるを得なかったので大変だったらしい。
あれ?それって現代に似てるかも・・・・。
まあ、それはそうとだ。少なくとも現代の日本においてもお小遣い制度という恐ろしい制度がある。笑
お父さんは月3万円で部下におごることもあまりできない。スーツは別で出してくれるがアオキや青山。で、母は昼から友達とランチ。そして娘と買い物に行ってブランド物を買い海外旅行に行くというやつだ。笑
先日、実家に変える機会があったのだがそのときにこんな話を聞いた。
最近、奥さんが子供が手を離れたのでパートをはじめたという奥さん。旦那が多少は小遣いを増やしてくれと交渉して来たがシャットアウト。私の稼いだ金は私と娘のために使うとのこと。そして、その奥様は毎月1万円以上を使ってネイルをし髪を染めている。。。。。
あるいは、旦那が病気になって稼げなくなったので子供を連れて家を出て行った奥様。まあ、仕方ない事情があったのかもしれない。が、妻がきっと小遣い以外の分をきっちり貯蓄していたのだろうと思いきや貯金はほぼゼロ・・・・。
などなど。
まあ、現代人のモラルの低下。現代の女は恐ろしい。というのは簡単だ。だが、まあ昔からこんな女性は意外とたくさんいたんじゃないか?とも思う。
しかし、日本独特のこの「小遣い制度」というのは恐ろしいものだ。自分のものは自分と子供のもの。旦那のものも自分のもの。という発想だからだ。僕の友人も結婚して小遣い制に移行してしまった人たちも居る。彼らの奥さんが全うな人であると信じたいものである。
僕は、小遣い制は勘弁だ。働かざるもの食うべからず。会計は全て別。昔の日本はそういった面もあったようだから。そっちのほうが正しいあり方だろう。笑
執筆:この記事はwasting time?さんのブログ『ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」』からご寄稿いただきました。
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