冬でも元気いっぱい!寒さに強い多肉植物
冬は室内に取り込むしかないと思われがちな多肉植物ですが、なかには耐寒性にとむ品種も! 冬の戸外でも鉢植えで育てられる品種をご紹介。
鉢植えで楽しむ! 寒さに負けない強健な多肉植物3選
寒さに強い品種を選べば、冬でもテラスやベランダガーデンで多肉植物を育てられますよ!
コモチレンゲ
© PIXTAコモチレンゲ(ベンケイソウ科)は、日本を含むアジアを原産地とする多肉植物です。
シルバーの肉厚な葉が、まるでバラの花びらのように重なった「ロゼット」状になり、その可憐な姿で人気を博しています。
「子持ち」と名づけられた通り、ランナーを次々と伸ばして子株を増やすのが特徴です。
意外にもコモチレンゲは冬の低温よりも、日本の高温多湿な夏のほうが苦手。
逆に乾燥にはとても強く、土を用いないロックガーデンでも岩に着生し、元気よく育ちます。
冬は霜や雪を当てないよう鉢を軒下などに移動させ、、水やりを控えて管理するのがコツです。
センペルビウム
© PIXTAセンペルビウム(ベンケイソウ科)は多肉植物としてだけでなく、山野草としても流通することがあり、多くの園芸店で見かけるポピュラーな品種。
とても仲間が多く、数千もの園芸品種があるのだとか。
茎がほとんどなく、土に張り付くように大輪の花にも似た葉を重ね、ゴージャスな印象です。
生長したらたくさんのランナーを伸ばし、どんどん子株を増やします。
ラテン語の「永遠に生きている」に由来するという名前からもわかるとおり、とても強健な品種です。
マイナス5度くらいまでは生育可能とされ、雪や霜にも比較的強いのが特徴。
関東以西なら戸外で越冬もできます。
セダム「薄化粧」
© PIXTA世界じゅうに400を超える種が分布するセダム(ベンケイソウ科)ですが、その1種である「薄化粧」はメキシコ原産。
木のように茎が立ちあがる「木立性」で、春に咲く黄色い花も見どころのひとつです。
日当たりと風通しのよい場所で育てればどんどん枝を増やし、秋から冬にかけては紅葉も楽しめます。
丈夫な品種ですが、水を与えすぎると過湿となり、根腐れの原因になるので注意して。
冬の栽培も比較的容易で、マイナス1~2度まで耐えらえるとされ、霜が当たらなければ戸外で越冬もOKです。
逆に寒さが心配だからといって、室内に取り込むと日照不足となり、発育が阻害されます。
戸外に出しっぱなしが心配ならば、天気の良い日はできるだけ外に出し、充分に日光浴させるのがポイントです。
1年を通じて楽しめる、冬に強い多肉植物の数々。上手に育てて大株になれば、見ごたえ十分ですよ!
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