もうニセモノとは呼ばせない! 中国に公式“中華ガンダム”の巨大立像が登場へ

もうニセモノとは呼ばせない! 中国に公式“中華ガンダム”の巨大立像が登場へ

中国・四川省のテーマパークにガンダムらしきデザインの巨大ロボットの立像が登場し、話題を呼んだのは覚えているでしょうか。もちろん正式にライセンスされたものではなく、色も形も大幅にアレンジされたこの立像。ネットユーザーには“中華ガンダム”として親しまれましたが、7月12日から16日にかけて開催されるアニメイベント『中国国際動漫遊戯博覧会』にこの“中華ガンダム”が設置されるという情報を入手しました。今度は公式の“中華ガンダム”です。

四川省のテーマパークに現れた“中華ガンダム”

“中華ガンダム”が最初に話題になったのは2010年の年末。オレンジの独自カラーと微妙に造形が異なるデザインに、中国の掲示板でも「我が国のパクりはすげーな」とイジられていましたが、その後撤収されることになります。

パワーアップして再登場

年が明けて2011年1月、目を疑う事件が起こります。もう展示をあきらめたと思われた“中華ガンダム”は、様々なパーツが追加され、「ガンダムっぽい何か」に変化した姿で再びテーマパークに現れました。このパワーアップした“中華ガンダム”がネットの話題をさらい、ガジェット通信では2011年の年間ツイート数ランキングで3位にランクイン。その後どうなったのかは分かっていません。

今回イベントで出展されるのは、バンダイナムコグループのBANDAI(GUANGZHOU) CO., LTD.が制作した『RX-78 GUNDAM CHINA SPECIAL』。バンダイナムコが手がける公式な“中華ガンダム”です。等身大だった非公式“中華ガンダム”と比べて、公式“中華ガンダム”は全高6メートルとやや小ぶりなのが残念ですが、中国のアニメファンは公式の登場に喜ぶのではないでしょうか。

外観のカラーリングとデザインは、中国の漫画雑誌『天漫』で『中国版・機動戦士ガンダム UC(ユニコーン)』の連載を手がけるスタジオ“北京顔開文化発展有限会社”が担当。「龍」の文字や水墨画調のペイントが施される模様です。

公式“中華ガンダム”のプラモデル

中国国内限定で、この公式“中華ガンダム”の“ガンプラ”も発売予定。7月12日から予約を受け付け、中国ショッピングサイト『淘宝網』とバンダイオフィシャルショップ『万代官方旗艦店』のほか、今後中国で開催されるバンダイナムコゲームス主催イベントで販売されるとのこと。“中華ガンダム”のプラモデル……非公式も公式もどっちも欲しいと思うのは筆者だけでしょうか。

画像:
1点目と4点目はバンダイプレスリリースより使用
2点目は『「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む』より引用
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51616034.html
3点目は『yfrog』より引用
http://yfrog.com/hs4prcmj

中国の「ガンダムっぽい巨大ロボット」がさらに改造されもはや原型をとどめない状態で再登場した模様

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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