荷造り時の不用品をフリマアプリへ出品代行してくれる引っ越しサービス「フリマ引越」登場
11月も終わりに近付き年末ムードが高まる中、大掃除の計画を立て始めた人も多いかもしれません。断捨離がはかどるシーンとしては“引っ越し”もベストなタイミングですが、フリマアプリ「ラクマ」、引っ越しシェアリングサービス「Hi!MOVE(ハイ!ムーブ)」、宅配型収納サービス「カラエト」の3サービスが連携して誕生したのが、引っ越しサービスとフリマアプリ出品代行サービスをワンストップで利用可能になる「フリマ引越」。
ユーザーは「Hi!MOVE」で引っ越しを申し込む際に「フリマ引越」への申し込みを選択でき、「カラエト」から届く専用ダンボールに「ラクマ」に出品したい不用品を入れて返送するだけで、「カラエト」がユーザーに代わって「ラクマ」へ出品してくれます。
出品したアイテムが売れた場合は、手数料として代行送料(一律880円)と代行手数料(売上金から代行送料を除いた金額に30%かけたもの)を差し引いた金額がユーザーに振り込まれます。
手数料が割増になるけど、自身で出品・取引する手間を省きたい、と考えるかどうかですね。
「ラクマ」に出品された月から翌月末までの期間中(最大2か月)は取引がない場合でも費用がかかりませんが、その後は自宅に返送を求めるか、月額550円で「カラエト」に預けるか選択することになります。
引っ越し時の不用品は、通常であれば「リサイクルショップに持ち込む」「フリマアプリに出品する」「知人に譲渡する」「ゴミ回収に出す」といった選択肢があるワケですが、リサイクルショップのように一度にまとめて処分が可能で、フリマアプリのようにスマホで取引が完結するので、両者の良いとこ取りのサービスと言えそうです。
もし高単価で売買できそうなアイテムが眠っていて、普段からフリマアプリを利用していない層にとっては、出品や取引の手間を省けるのは助かるのではないでしょうか。引っ越しの前後は何かとバタバタするので、結局は箱に詰めたまま放置しがち……なんてあるあるに心当たりがある人は特に。
なお、出品代行を依頼できるサイズの上限は140サイズの専用ダンボール1箱分まで。「Hi!MOVE」はトラックの空きスペースや空き時間を有効活用させたい引っ越し会社をマッチングすることで比較的安価に引っ越しができるサービスなのですが、元来の利用者層を鑑みても主なターゲットは単身、1LDK以下の部屋に暮らすユーザーということになりそうです。
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