ソフトバンクの悩みの種“WeWork”の従業員による経営陣への公開状

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最近、中間決算での大赤字発表やら、投資先のWeWorkでのゴタゴタなど、なにかとネガティブな話題がつきまとう気がするソフトバンク。

【大赤字ソフトバンク】Uber、Pepper、WeWork……孫社長はなぜ「ハズレ」を引くのか?
https://bunshun.jp/articles/-/15445[リンク]

そのきっかけとなったのが、自社で借り上げた不動産物件を第三者に又貸し(サブリース)するという、新規性や独創性に乏しいビジネスモデルのWeWorkです。WeWorkの株主らが、創業者のアダム・ニューマン元CEOや孫正義ソフトバンク社長を相手に訴訟を起こしたりと、ゴタゴタが続くWeWork。

今度は従業員らが、WeWork Coalitionというグループ(労働組合ではない)を立ち上げ、経営陣に対して公開状を叩きつけました。

To the We Company Management Team
https://weworkersco.org/[リンク]

ニューマン元CEOに対して年間4600万ドル(約50億円)のコンサルティング料を含む、総額17億ドル(約1848億円)が支払われることに対して、従業員たちから不満の声が上っていることは、これまでにも報道されてきました。公開状には、数千人規模の解雇が実施されることを覚悟した上で、元CEOと同水準の要求はしないけれども、人間性と尊厳を伴ったそれ相応の扱いをして欲しいという切実な要求が記載されています。


https://twitter.com/profgalloway/status/1186653269323472897
ニューヨーク大学レナード・N・スターン・スクールのスコット・ギャロウェイ教授は、「この先何十年もビジネススクールで教えることになるであろう大惨事だ。イノベーターたち(ニューマン元CEOや旧経営陣のこと)を盲目的に崇拝した結果、数億ドルの損害をこうむっただけでなく、2人に1人は解雇される可能性があるということを知りながら、何千人もの従業員たちがこの大惨事の尻ぬぐいをしなくてはならない」と、WeWork経営陣やソフトバンクを筆頭とする株主を強烈に批判しています。

集団訴訟になる可能性も残されていますが、公開状で明らかとなったWeWorkの従業員たちの悲痛な叫びは、果たして孫社長の耳に届くのでしょうか。

※画像とソース:
https://weworkersco.org/
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-10-22/wework-staff-facing-job-cuts-express-outrage-at-founder-payout

(執筆者: 6PAC)

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