「実名登録制」「1日のプレイは1.5時間まで」「課金上限400元」 中国政府が未成年者のオンラインゲーム依存防止策として新ガイドラインを公表

11月6日、中国政府は未成年者(18才未満)のオンラインゲーム依存防止策として、新たなガイドラインを公表しました。中国国内で運営されている全てのオンラインゲームに適用されることになります。

图表:《关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知》提出的六方面举措
http://www.gov.cn/xinwen/2019-11/06/content_5449157.htm[リンク]

新ガイドラインは、実名登録制(正確な個人情報をベースにした年齢確認制度)、夜10時~朝8時までのプレイ禁止、1日のプレイ時間1.5時間以内(休日は3時間以内)、1か月間のゲーム内課金額の上限400元(約6250円)といった内容が盛り込まれています。

ゲーム内課金についてはさらに細かく規定されていて、8才未満はゲーム内課金利用不可。8才以上16才未満は1回のゲーム内課金額の上限50元(約780円)、1か月間のゲーム内課金額の上限200元(約3100円)。16才以上18才未満は1回のゲーム内課金額の上限100元(約1560円)、1か月間のゲーム内課金額の上限400元(約6250円)となっています。

監視カメラによる監視社会化が急速に進んでいる中国。大義名分は“未成年者のオンラインゲーム依存防止策”ということですが、その裏で本当の目的は“ゲーム依存者の正確な個人情報を把握すること”だったりするのかもしれませんね。

※画像とソース:
http://www.gov.cn/xinwen/2019-11/06/content_5449157.htm
https://edition.cnn.com/2019/11/06/asia/china-bans-online-games-minors-intl-hnk/index.html

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 「実名登録制」「1日のプレイは1.5時間まで」「課金上限400元」 中国政府が未成年者のオンラインゲーム依存防止策として新ガイドラインを公表
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング