枯らさない!多肉植物栽培のポイント
丈夫で育てやすさが魅力の多肉植物ですが、枯らしてしまった経験がある方も少なくないのでは?そこで、多肉植物を枯らしてしまう原因と対策についてご紹介します。
多肉植物を枯らさないためのポイント
多肉植物も、苦手な環境に置いたり、間違った手入れをしたりすると枯れてしまうことが!
次に紹介する原因と対策を知っておくと、枯らす失敗が少なくなるはずですよ。
「水のやり過ぎ」と「やらなさすぎ」に注意!
© PIXTA多肉植物を枯らす原因としてありがちなのが、水やりのし過ぎ。
多肉植物はほかの植物と比べ、内部の水分を放出する「気孔」が少なく、水分を貯める性質があります。
そのため、水のやりすぎは「水責め」に等しく、株を弱らせてしまう原因になりかねません。
雨にさらすような場所に置くのは避けたり、水やりは土がすっかり乾いてから行ったりなど、乾燥気味の環境を保ってください。
ただし、植物の光合成には水が不可欠ですから、乾燥しすぎの状態が長期間続くのはNG。
多肉植物の鉢土の状態をよく観察して水やりを行いましょう。
もうひとつ気をつけたいのが「休眠期の水やり」。
休眠期は原産地で乾季にあたるため、水やりをしない方がいいとされています。
冬~早春に休眠する「夏生育型」、春~夏に休眠する「冬生育型」の2タイプがあるので、育てている多肉植物がどちらに該当するか図鑑等をチェックしてみて。
多肉植物に肥料は与えないで!
© PIXTA基本的に、多肉植物は追肥が不要。
他の植物よりもゆっくり成長する性質のため、肥料を与えすぎるとかえって根がいたんでしまいます。
年に一度、栄養を含んだ多肉専門用土に植え替えるだけで充分。
季節にあわせた手入れをしないと×!
© PIXTA多肉植物は「多湿」が苦手なので、そのまま夏をすごさせると枯れ込む可能性があります。
風通しのいい場所に移動させたり、風通し確保のため鉢下に割りばしを置いたり、多湿対策を心がけましょう。
一部の耐寒性に富んだ品種を除き、酷寒期も要注意!
氷点下以下だと多肉植物内部の水分が凍ってしまうため、酷寒期は室内に取り込んでください。
また、盲点となりやすいのが、夏と冬の室内管理。
エアコンがききすぎて寒くなりすぎたり、暖かくなりすぎたりする部屋は、多肉植物にとって心地の良い環境とは言えません。
室内で栽培する場合は、エアコンのあまりきいていない部屋を避け、日当たりのいい窓辺に置いてください。
また、暑さ・寒さが厳しくない晴れた日には、戸外へ出して日光浴させるとGood!
いかがでしたか?
多肉植物がすくすく育つよう、適した手入れを欠かさず、快適な環境を整えてくださいね。
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