映画「アースクエイクバード」でハリウッドデビューの小林直己 リドリー・スコットから贈られた賛辞を明かす

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10月28日より開幕した第32回東京国際映画祭に特別招待作品として出品されているNetflix映画「アースクエイクバード」。29日、ウォッシュ・ウェストモアランド監督と主演のアリシア・ヴィキャンデル、出演の小林直己が記者会見に登壇し、日本が舞台となる同作について語った。

日本在住経験のあるイギリス人作家スザンヌ・ジョーンズによる同名ミステリー小説の映画化となる本作は、1980年代の東京が舞台。日本に住む外国人女性リリー(ライリー・キーオ)が行方不明になり死体となって発見され、その友人であったルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)に容疑がかけられるところから物語が展開する。この2人の女性の間にはミステリアスな日本人カメラマン禎司(小林直己)の存在が。

ウェストモアランド監督が「私にとって特別な作品です。完成した作品を観た時は、とても嬉しかったです。日本に来た外国人が、どういう気持ちになるかが描かれている作品です」と語る本作で、スウェーデン出身のヴィキャンデルは日本語の台詞にも挑戦。

日本語を話すということは、日本の文化を知ることだと思いました。お蕎麦を食べたり、日本の文化を体験して、たくさんの冒険をしました」「日本の文化はスウェーデンとは違うと思っていましたが、実際に来日してみたら、行列が好きだし、家の中では靴も脱ぐし、木材を使ったり、生魚を食べたりと近いものを感じました」と、撮影中に日本の滞在を楽しんだことを明かした。

小林のキャスティングについて、ウェストモアランド監督が「直己のオーディションを見て、激しさや、複雑さ、闇、いろいろな要素があって彼に“スターパワー”があると思いました」と述べると、ヴィキャンデルは「どれだけ準備をしたんだろうと感じました。英語で演技をするという大きなチャレンジもありましたが、直己はいつも禎司のようにカメラで撮影していました。目の奥にストーリーがある方だと感じました。ストーリーを目で語れる方だと。お互いに助け合いました」と共演して感じた印象を語った。

今作がハリウッドデビューとなる小林は、「禎司は日本人として、共感するところがありました。日本の文化や日本人の価値観について、ウォッシュとたくさん話して役作りをして、アリシアともたくさん役を超えて役者として話しました」と話し、俳優としての今後の展望を聞かれると、製作総指揮を務めたリドリー・スコットから「映画にとって必要な存在感があるから役者を続けた方が良い」と言われたことを明かした。

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よしだたつき

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PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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