バーベキューの野菜!下ごしらえと切り方、焼き方と炭の火力調整

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バーベキューの野菜!下ごしらえと切り方、焼き方と炭の火力調整

定番レジャーのひとつ、バーベキュー。外で野菜を切ったり、焼いたりして食べる経験は楽しいだけでなく、子どもの苦手野菜の克服にも役立ちます。この記事では、野菜を焦がさず焼くための、下ごしらえや切り方、火加減、焼き方のコツまでまとめて紹介します。

野菜のおいしさをストレートに楽しむ

野菜のバーベキューは、そのおいしさをストレートに楽しむ調理法です。タマネギ、とうもろこし、ピーマン、パプリカ、ミニトマト、ズッキーニなど、季節ごとの旬の野菜を中心にチョイスするのが良いでしょう(この記事では夏野菜で紹介しています)。

旬と旬以外の時期での野菜の栄養価の違いはコチラ

季節ごとの旬の野菜をチョイス

野菜をおいしく焼くための下ごしらえ

野菜の切り方など準備について紹介します。

●野菜は厚く、大きめに切る

ふだん調理するときよりも、1.5~1.8倍程度を目安に、厚く大きめに切ります。そうすることで焦げにくくなります。

野菜は厚く大きめに切ると焦げにくくなる

●焼く前にオリーブオイルを塗っておく

水分を逃さず焦げにくくするために、オリーブオイルを野菜もしくは、網に塗っておきます。

焼く前に野菜か網にオリーブオイルを塗っておく

●野菜を焼き串でまとめる

タマネギをはじめバラバラになりやすい野菜は、焼き串に刺してまとめると焼きやすくなりますし、裏返すときも一気にできます。

野菜を焼き串に刺してまとめる

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肉と野菜は火の通り方が違うので、混ぜて焼くと焼きムラができてしまいます。別々に串でまとめて、焼くことをおすすめします。

野菜のおいしい焼き方の基本

おいしさを引き出すための、火加減や焼き方について紹介します。

●中火以下でじっくり焼く

野菜は水分が多いので、高温で焼くと水分が蒸発して焦げやすくなります。中火以下で、水分を保ったままゆっくり焼きましょう。じっくりと火を通せば、焦がさずに、素材の持つ味わいも引き出せます。

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火加減調整は、敷き詰める炭の量で調節します。炭を2層に積み上げた強火(下の写真左)、1層の中火(真ん中)、炭を敷かない弱火・保温(右)と3段階に分け、上手に火力を使い分けましょう。

炭の量で強火、中火、弱火の3段階に分ける

●野菜別のおいしい焼き方

<皮ごと焼く>
とうもろこしは、皮ごと焼いて蒸し焼きにすると、甘みが出ておいしくなります。皮なしの場合は、一度茹でてから焼きましょう。

とうもろこしは皮ごと焼いて蒸し焼きに

<丸ごと焼く>
ピーマンやパプリカは、半分に切り、種を取り除いて焼くことが多いですが、切らずに丸ごと焼くのもおすすめです。中が蒸し焼き状態になるので、種までおいしく食べることができます。

ピーマンやパプリカは丸ごと焼くと、種までおいしく食べられる

<蒸し焼きにする>
どんな野菜もアルミホイルで包んで蒸し焼きにすれば、崩れたり焼きすぎたりする失敗が少なくなります。バターやハーブなどを加えても、香りづけができます。

野菜はアルミホイルで包んで蒸し焼きにする

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いも類や野菜類を高温(120℃以上)で、水分が少なくなって焦げるほど加熱し過ぎるとアクリルアミドという有害物質が発生します(大量に摂取した場合、神経障害を起こす可能性があることが確認されています)。蒸し焼きを取り入れるほか、焦がさないように注意しましょう。
食品に含まれているアクリルアミド(農林水産省)

最後に

野菜別の焼き方のコツを覚えて、バーベキューをおいしく楽しんでください。

[とうもろこし]茹で方やレシピと、電子レンジ加熱&保存のコツ

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稲、麦と並んで「世界三大穀物」のひとつ。旬のとうもろこしは甘みが強く、食物繊維をはじめ、さまざまなアミノ酸が含まれています。

最終更新:2023.01.24

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省
aff(あふ)17年8月号 特集2バーベキュー(火加減の調節の仕方・野菜の焼き方について)
バーベキュー場で(アクリルアミドについて)
「食品に含まれているアクリルアミド」(アクリルアミドについて)

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