スマホ決済は「3人に2人が利用しない」「セキュリティが不安」 アスマークが意識調査の結果を発表

アスマークは、8月9日から12日にかけて全国の20代~60代の男女のうち、スマホ決済を利用したことがない人、過去に利用していたが現在利用していない人を対象に実施した「スマホ決済に関する意識調査」の結果を発表しました。

スマホ決済を利用していない人の割合は全体で69.6%。約3人に2人は利用していないことが分かりました。過去に利用したことがあるが現在は利用していない「離脱者」は6.9%で、まだ使ったことがない「未経験者」「非認知者」は合計62.7%。この結果を受けて調査リリースでは、「スマホ決済利用者の増加にはまだ伸びしろがある」としています。属性を見ると、男性より女性の方が利用していない割合が高く、年代は上になるほど利用していない割合が高くなる結果に。

離脱者と未経験者にスマホ決済を利用しない理由を聞いた調査では、いずれもトップの理由は「セキュリティに不安を覚えたから」。離脱者はこれに「チャージが面倒」「アプリ起動が面倒」「携帯をなくしたときのリスクが怖い」と続き、利用時のわずらわしさや不便さを挙げる声が目立ちます。未経験者は「使い方がよく分からない」「携帯をなくしたときのリスクが怖い」「アプリ起動が面倒」と続き、よく分からないスマホ決済に対する戸惑いや不安が見て取れる結果に。

スマホ決済のイメージを聞いた調査では「セキュリティに不安がある」(87.5%)がトップに。「サービスが乱立してどれを使うべきかよくわからない」(86.7%)も8割を超える回答となっています。

スマホ決済のサービス提供社について、どの提供社であれば信頼できるかを聞いた調査では、離脱者、未経験者いずれも「銀行(ゆうちょペイ、みずほWallet等)」(59.4%)がトップという結果に。スマホ決済に不安を感じている非利用者にとって、銀行系が提供するスマホ決済サービスは信頼できると感じているようです。

スマホ決済非利用者に対して、何があればスマホ決済を利用するか聞いた調査では、「日常的にお得に買い物できるサービス」(21.3%)が最も高く、続いて「万一の不正利用被害を補償するサービス」(20.3%)という回答が。特に未経験者は「万一の不正利用被害を補償するサービス」が22.6%と最も多い結果になりました。お得に買い物ができるサービスについては、「還元率が高いキャンペーンの実施」という回答は10.6%であるのに対して、「日常的にお得に買い物できるサービス」は21.3%と10ポイント以上高い結果になっていることから、非利用者は“日時用的なお得”を求めていることが分かります。

調査レポートのすべての結果はアスマークのウェブサイトから確認できます。

スマホ決済に関する意識調査(第二回)|市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク
https://www.asmarq.co.jp/examine/ex201908sp-pay2.html

イラスト:いらすとや

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