野菜冷凍まとめ!大根、キャベツ、白菜など丸ごと使い切る保存法
白菜、キャベツ、大根は冬野菜の代表格。丸ごと購入すればお買い得なのですが、大きいだけに保存に困ることも。そこで、これらの冬野菜を上手に使いきるための冷凍保存のコツをご紹介します。
大根は、おろした状態でも冷凍できる!
大根は葉と根を切り分け、別々に冷凍保存します。また、大根おろしにして、小分けにしてから冷凍しておいても便利です。
大根の冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
●生のまま保存する場合
①葉と根を切り分ける。
②葉は細かく刻んで塩もみし、水で洗ってから水気を絞る。小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れる。
③根は皮をむいて、使いやすい大きさに切り、冷凍用保存袋に平らにならして入れ、冷凍庫へ。
④使用するときは、葉も根も凍ったまま調理する。
●大根おろしにして保存する場合
①大根おろしの水気をきって、ラップやアルミカップに小分けする。
②トレーなどにのせて冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ。使うときは自然解凍でOK。
●茹でてから保存する場合
①根を適当な大きさに切ってかた茹でする。
②冷まして水気を取り、冷凍用保存袋に平らにならして入れ、冷凍庫へ。
使うときは凍ったまま調理OK。半解凍してから煮ものなどに使うと、味がしみ込みやすく、おいしく仕上がります。
キャベツはすぐに使える“ざく切り”ストックが便利
和洋中さまざまな料理に合うキャベツ。ざく切りにして冷凍庫に常備しておくと便利です。使うたびにはがして切る手間が省けるので、時短調理にもぴったりです。
キャベツの冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
①葉を1枚ずつはがし、芯を切り取ってざく切りにする。
②冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封し、冷凍庫に入れる。
③使うときは凍ったまま調理する。そのままサラダや和えものに使う場合は、熱湯をかけて解凍し、水気を絞ればOK。
さっと塩茹でしたものを冷凍しても。かさが減って保存しやすい。
白菜は茹でてかさを減らし、コンパクトに保存
生のまま冷凍した白菜は解凍不要。使いたいときにすぐ調理できます。また、かために茹でて冷凍保存すれば、自然解凍後すぐにおひたしや和えものに使えます。茹でるとかさが減るので、冷凍庫で場所を取らないというメリットも。
白菜の冷凍保存
保存期間の目安:約1カ月
●生のまま保存する場合
①ざく切りにして冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封する。
②バットの上に平らに寝かせて置き、冷凍庫に入れる。
③凍ったらバットを取り除き、袋を立てて冷凍保存する。
④使うときは凍ったまま調理する。
●茹でてから保存する場合
①ざく切りにしてかた茹でし、しっかり水気を絞る。
②小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ。
③使うときは自然解凍か、凍ったまま調理する。
野菜を冷凍保存しておけば、調理する際に洗う、皮をむく、切るなどの下ごしらえを省くことができ、使いたいときにサッと使えます。忙しいときの時短料理にも最適。上手に保存して、おいしく使いきりましょう。
[大根]栄養や選び方、鮮度を保つ保存、下ごしらえ、切り方など
ほぼ一年中出回っていますが、旬は晩秋から初冬。旬の時期にはたっぷり味わいたい野菜です。大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの酵素も含まれています。
最終更新:2022.12.21
文:窪和子
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
出典:
JA倉敷かさや 野菜の保存方法について
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