生トマトでトマトソース作り方!トマト缶&レンジの簡単レシピも
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うまみとコクがあり、料理のおいしさを広げてくれるトマトソース。パスタやピザといった定番から、煮込み料理までさまざまなアレンジが利き、あると重宝するソースです。今回はトマトソースの作り方を、<基本編><時短編>の2種類でご紹介します。
生のトマトから作るトマトソースレシピ<基本編>
ゆっくり時間をかけられるときは、生のトマトからじっくり火を通して作るトマトソースに挑戦しましょう。生ならではの自然な酸味や甘みを活かした、さわやかな味わいに仕上がります。
生トマトからつくるトマトソース
材料(約1.5カップ分)
トマト 中玉2.5~3個(400g前後)※一般的な中玉トマトは1個約150g
ニンニク 1/2片
タマネギ 1/4個
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1/3
コショウ 少々
ローレル、オレガノなどのハーブ(好みで) 適宜
トマトのヘタをくり抜き、熱湯に通す。皮がめくれてきたら、冷水にとって冷まし、皮をむく。直火に当てて皮をむく方法もある。
(かんたん!トマトの皮むきのコツはこちら)
皮むきをするときは、熱湯や直火でやけどをしないよう、注意しましょう。
皮むきした[1]のトマトをざく切りにする。種が気になる場合は、横半分に切ってスプーンで種を取り除くと口当たり良く仕上がる。
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ニンニク、タマネギをみじん切りにする。フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れて、弱火で焦がさないように熱する(下の写真のようにフライパンをななめにして、油がかぶるように炒めるとうまく香りが立つ)。香りが立ったら、タマネギを加えて、弱火でじっくり炒め、タマネギの甘みを引き出す。
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ざく切りした[2]のトマトを加えて、軽く混ぜる。塩、コショウ、お好みでハーブを加え、フタをせずに中火で7~8分ほど煮込む。あくのような泡を取らずに煮込むとおいしく仕上がるといわれるが、気になる場合は取り除いても良い。
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memo
桃太郎、ファーストトマトなどを代表とする「ピンク系トマト」と呼ばれる品種で作る場合には、市販のトマトペースト(※)を少々加えると、コクが増し、色味も鮮やかに仕上がります。
酸味が気になる場合は、砂糖を少々加えることで抑えられます。
煮込み時間は、火力や使用するフライパンによって異なります。
トマトペーストは、完熟トマトを裏ごしし、煮詰めて濃縮したものです。トマトソースに加える以外にも、シチューやカレー等、洋風煮込み料理のコクだしや、かくし味にもおすすめです。
トマト缶から作るトマトソースレシピ<時短編>
トマトの缶詰を使うメリットは、水洗いや皮むきといった下ごしらえの手間が省けることと、加熱済みのため火の通りが早いこと。そして、トマトピューレーに漬けられているので、時短工程でも濃厚なソースを作ることができます。
トマト缶からつくるトマトソース
材料(約1.5カップ分)
ホールトマト缶(400g) 1缶
ニンニク 少々
タマネギ 1/4個
オリーブオイル 大さじ1
塩 小さじ1/4
コショウ 少々
ローレル、オレガノ、バジルなどのハーブ(好みで) 適宜
ニンニクとタマネギをすりおろして耐熱ボウルに入れ、オリーブオイルを混ぜ合わせる。ラップをかけて、600Wの電子レンジで約50秒(500Wの場合は約1分)加熱する。
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ボウルにホールトマト缶を加え、固形部分を泡立て器で潰す。塩、コショウ、お好みでハーブを加え、混ぜ合わせる。ふんわりとラップをかけ、さらに600Wで約5分30秒(500Wの場合は約7分)加熱する。
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ボウルをいったん取り出し、全体を混ぜ合わせる。ラップを再度ふんわりかけて、600Wで約2分30秒(500Wの場合は約3分)加熱して完成。
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memo
・酸味が気になる場合は、砂糖を少々加えることで抑えられます。
・電子レンジの加熱時間は目安です。
・加熱直後はボウルが大変熱くなっています。取り出す際、ラップを外す際には注意してください。また、過度の加熱は避けてください。
最後に
生のトマトでも缶詰でも、かんたんにおいしく作れるトマトソース。手元にある材料や、その日の予定に合わせて作り方を使い分けて、ぜひ手作りトマトソースで料理のレパートリーを増やしてください。
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[トマト]おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ
![[トマト]おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ](https://getnews.jp/extimage.php?8e85eb6fd2c3aee049e7bc288df30a50/https%3A%2F%2Fwww.kagome.co.jp%2Flibrary%2Fvegeday%2Fimg%2Fvegetables%2Fimg_tomato_main.jpg)
トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です
最終更新:2023.01.13
文:KWC
写真:
八田政玄
監修:カゴメ 「野菜と生活 管理栄養士ラボ」
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